松本利夫主演、今江大地ら共演舞台「よろしく候」6月上演決定! 歌・笑い・ダンス・アクションありの幕末エンターテインメント

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2025年04月24日 18:11  クランクイン!

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LEGENDSTAGE feat. カムカムミニキーナ『よろしく候〜BOTTOM OF HEART〜』公演ビジュアル
 松本利夫が主演、今江大地らが共演する舞台、LEGENDSTAGE feat. カムカムミニキーナ『よろしく候〜BOTTOM OF HEART〜』が、東京・シアター1010にて6月26〜30日に上演されることが決定。松本、今江らがコメントを寄せた。

【写真】松本利夫、今江大地ら、『よろしく候〜BOTTOM OF HEART〜』キャスト陣

 1990年、早稲田大学在学中に演劇サークルのメンバーであった松村武、八嶋智人、吉田晋一らによって旗揚げされた「カムカムミニキーナ」。主宰である松村は劇団の全作品の作・演出を手がけ、歴史や神話から着想を得た壮大なスケールの物語と、ハイテンションでまくし立てるような台詞にテンポのよい笑い、演劇的表現を追求した斬新な演出を得意とし、その独特の作風から多くの根強いファンを獲得してきた。

 その松村が2008年に脚本・演出・出演を務めた『YooSoRo!〜日本を変えたヤツらを変えたヤツら〜』を、これまで数々のオリジナル作品を生み出してきたレジェンドステージの代表・黒谷通生による監修のもと、キャスト、音楽、衣装、美術を一新し完全リメイクで約17年ぶりに届ける。

 カムカムミニキーナらしいスピード感のある展開とグッと感情を引き寄せられる緩急の芝居、そしてレジェンドステージらしい華やかな歌・ダンス・アクションの連続。お互いの“らしさ”が融合し、かつてない上質なエンターテインメントが誕生する。

 物語の舞台は黒船来航に揺れる幕末。勝海舟の統括のもと、徳川幕府初の海軍養成プロジェクトが始動し、幕府の蒸気船には西洋航海術を学びにあらゆる出自の若者たちが集まる。そのうちの一人、旗本の息子・榎本釜次郎を演じるのはEXILEのパフォーマーとしても活躍した松本利夫。これまで精力的にライブエンターテインメントに力を注いできた彼の持つ高度なダンス技術とパフォーマンスが、本作にどのような化学反応をもたらしてくれるのか?

 そして、蒸気船の船底最深部、通称「ぼっとん」で船を動かす原動力となる灼熱のカマに石炭を放り込む男たち。そのうちの一人、罪人の小六を演じるのは今江大地。ミュージカルからストレートプレイまで数々の舞台でオールラウンドな才能を発揮してきた今江が、男くさいアウトローの役に挑戦する。

 加えて、小六とともに地獄のかまどに火をくべる寄せ集めの男たち、鍛冶屋の息子・幸吉に小笠原健、博学の百姓・大作に松本祐一、引きこもりの捨て子・弥平に阿部快征、瀬戸の船乗り・参蔵に亀岡孝洋が出演。釜次郎と個性豊かな5人の船乗りが紡ぐ青春ストーリー、「ヨーソロー!」と声高らかに歌うダンスパフォーマンスに期待が高まる。

 さらに、口が達者な軍艦奉行・勝海舟に作・演出も務める松村武、「ぼっとん」に入れ替わり立ち替わりやって来るクセの強い要人たちに武藤晃子、神谷敷樹麗、松村優、田原靖子、内村理沙と実力派の俳優陣がそろい、福久総吾、原口誠、篠原孝文も物語を支える。総勢15名の出演者のうち、主宰の松村を筆頭に亀岡、田原、福久とカムカムミニキーナ所属の劇団員も参加し、劇団の色を残しつつ、よりショーアップされた幕末ヒューマンドラマをおくる。

 LEGENDSTAGE feat. カムカムミニキーナ『よろしく候〜BOTTOM OF HEART〜』は、東京・シアター1010にて6月26〜30日上演。

 松本利夫、今江大地、脚本・演出の松村武のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■松本利夫

 舞台『よろしく候』に参加させていただけること、本当に嬉しく思っています。時代が変わっても、人と人とのつながりや思いやりって、やっぱり大事だなと感じる日々の中でこの作品を通じてそんな“心”を改めて届けられたらと思っています。

 仲間とともに、丁寧に、真っ直ぐに、そして楽しみながら創り上げていきます。観に来てくださる皆さんの心に、少しでも何かが届くよう、舞台上で精一杯生きたいと思います。よろしく候!

■今江大地

 はじめまして! 今江大地と申します。舞台『よろしく候』にて小六として出演いたします。

 物語は黒船来航時代、蒸気船を動かす動力源がある真っ暗な船底、通称「ぼっとん」で働く様々な出自の若者たちの葛藤や衝突を描いたもの。小六は人を斬ったことがある罪人で、口が悪くすぐにカッとなる性格です。そんな彼が他人と協力して船を動かせるのか。また小六は僕自身とかけ離れたところもあるので、どう共感していけるのか新たな挑戦だと感じていて、演じれることにすごくわくわくしています。これからもっと小六を知っていきたいと思っております。

 観劇に来られる方は、過酷な環境の中で一生懸命にもがく彼らの生きる道をぜひお楽しみください。

■脚本・演出:松村武

 幕末モノの舞台は人気です。時代が動く大きなうねり。主役は夜明けを夢見る若者たち。蠢く陰謀。希望と絶望。血と涙に彩られた青春の物語。中でも多いのは新撰組、そして薩長、土佐など志士の話でしょうか。

 この『よろしく候』はそことはまた角度の違う幕末モノです。幕府は滅びる直前に、押し寄せる列強対策として軍艦を買い入れ、自前の海軍を作ろうとしました。当時最新鋭の蒸気で動く軍艦。船上で舵をとるのは武士や昔ながらの船乗りですが、船底にはひたすら石炭を釜に放り込み続ける、末端労働の名もなきハードワーカーがいました。

 この物語はそんな、海の上なのに太陽も拝めない、真っ暗などん底で、意地を張って命を削りつつ、激動の日本が大波を乗り越えるための、文字通り原動力となった、逞しい若者たちの魂の沸騰記録です。

 まさに今、再び大波に揺られるこの時代に、何かグッと踏ん張って止まる力を、皆さんにお伝えできる作品になればと思っています。
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