川口真奈「金子差入店」で初舞台あいさつ、緊張も“天然回答”で丸山隆平たじろがせる

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2025年04月24日 21:39  日刊スポーツ

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映画「金子差入店」ジャパンプレミアに登壇した川口真奈(撮影・宮地輝)

SUPER EIGHT丸山隆平(41)8年ぶりの主演映画「金子差入店」(5月16日公開)ジャパンプレミアが24日、都内で行われた。席上で三浦綺羅(12)と川口真奈(17)が、ういういしいあいさつで、会場から「かわいい」と声援を受けた。川口は、この日が初舞台あいさつで、トークの中で“天然”な切り返しを見せ、「気、使わさせて」と丸山をたじろがせて客席を沸かせた。


「金子差入店」は、古川監督がオリジナル脚本も手がけ、刑務所や拘置所に収容された人への差し入れを代行する「差入屋」を描く。さまざまな事情から面会に行くことができない人たちに代わって、面会室へ出向くこともある仕事を営む家族の絆と、彼らが巻き込まれる不可解な事件を描いた。


三浦は、丸山が演じた差入店の店主・金子真司の息子和真を演じた。「皆さん、初めまして。皆さんに会えて、とってもうれしいです。メッチャ緊張しています」とあいさつした。


川口は、毎日のように拘置所を訪れる女子高生・二ノ宮佐知を演じた。「こんなに多くの方々の前に立つことは初めてなので、決まってから、とても緊張していて、今も緊張しています。いよいよ作品を皆さんに見てもらえると思うと、とても楽しみです」とあいさつ。2人ともガチガチに緊張していたが、客席からの温かい拍手に笑みを浮かべた。


トークの中で、タイトルにちなみ、司会の奥浜レイラから丸山に、共演陣に差し入れしたいものは? と質問が出た。丸山は、三浦に向かって「定期的に、僕は癒やしを差し入れてもらっているので、それを目的として定期的にお食事にお誘いする、お食事券」と答えた。三浦は「お食事券をもらうということなんですけど、僕は率直に言って、丸山さんとご飯を一緒に行けるのがメチャクチャうれしい。これからもお誘い、願いします」と喜んだ。すると、丸山は「つい、この間もお食事券、使っていただいて。誕生日やったんですよ。撮影中『ご飯、行こうな』と言っていたけど、なかなか合わなくて、第1回を使ってもらった」と笑みを浮かべた。


一方、川口は、丸山から「何、欲しい?」と聞かれると「えーっと…何か暇つぶしができるものが」と答えた。丸山から「ゲームとか、ということか? それだと何だか月並みやから…じゃあ、丸山隆平呼び出し券でいいか? 暇つぶしにはなると思う」と返ってくると「すごい、良い暇つぶしに…」と答えた。場内に爆笑が起きると、丸山も「いらなさそうだな。気を使わさせて済みません」と返すしかなかった。


◆「金子差入店」 金子真司(丸山隆平)は妻の美和子(真木よう子)と差入店を営んでいる。伯父の星田辰夫(寺尾聰)から引き継いだ住居兼店舗で、引退した星田と10歳になる息子の和真(三浦綺羅)と一緒に暮らしていた。ある日、和真の幼馴染の花梨が何の関係もない男・小島高史(北村匠海)に殺害され、一家が花梨の死から立ち直れないでいた時、犯人の小島の母こず江(根岸季衣)から差し入れの代行と手紙の代読を依頼される。金子は「差入屋」としての仕事を淡々とこなそうとするが、常軌を逸した小島の応対に感情を激しく揺さぶられる。さらに、話し相手が必要だと思うと再度の差し入れを頼まれた金子は、小島と話せば話すほど「なぜ、何のために殺したのか」という疑問と怒りに身を焼かれる。そんな時、毎日のように拘置所を訪れる女子高生・二ノ宮佐知(川口真奈)と出会う。彼女はなぜか自分の母親を殺した男との面会を強く求めていた。2つの事件と向き合ううちに、金子の過去が周囲に露となり、家族の絆を揺るがしていく。

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