モナコ所属の南野拓実(撮影は前々節マルセイユ戦) [写真]=Icon Sport via Getty Images リーグ・アン第31節が26日に行われ、モナコはル・アーヴルの本拠地に乗り込んだ。
モナコは前節終了時点で16勝6分8敗を記録し、勝ち点「54」を獲得。現在の順位は3位となっているが、4位のニースには今節を消化した段階で勝ち点で並ばれており、5位のリールとは勝ち点差「1」、6位のリヨンとは勝ち点差「3」という状況。来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を手にするため、残る4試合はきっちりと白星を重ねたい。
今節は、前節終了時点で8勝3分13敗の勝ち点「27」で16位に沈み、残留争いに身を置くル・アーヴルと敵地で対戦。モナコに所属する南野拓実は、欠場した試合を除くと、15試合ぶりにベンチから出番を待つ。
試合は22分に動く。ル・アーヴルはペナルティエリア左でアハメド・ハッサンがボールをキープし、後ろへ落とすと、イッサ・スマレが左サイドへ広げる。ジュニオール・ムワンガがクロスボールを上げると、動き直していたハッサンがニアサイドでヘディングシュートを叩き込み、ホームチームのル・アーヴルが先手を取った。
モナコは1点ビハインドで後半へ折り返すと、ハーフタイム明けにはエリース・ベン・セギルを下げて南野をピッチへ送り出す。60分には南野にビッグチャンスが到来。ブリール・エンボロからのスルーパスで右サイドを抜け出したミカ・ビエレスが中央へ折り返すと、このボールに南野がフリーで反応。右足を振り抜いたが、シュートはGKマチュー・ゴルジュランに阻まれる。
それでも、モナコは直後の61分、南野の左サイドでの粘りからマイボールのスローインを獲得すると、ボックス内でボールを収めたビエレスが逆サイドへ繋ぎ、最後はヴァンデルソンが右足で狙う。ディフレクションした一撃はGKゴルジュランに弾き出されたが、こぼれ球をビエレスが押し込み、試合を振り出しに戻した。
その後はモナコが幾度となくゴールを脅かしながら、ル・アーヴルもカウンターでわずかなチャンスを作り出す構図となったが、これ以上の得点は生まれずにタイムアップ。CL出場権獲得を目指すモナコとしては、痛すぎる2試合連続のドロー。一方、残留が目標のル・アーヴルにとっては、上位のモナコ相手に大きな勝ち点「1」の積み上げとなった。
次節、モナコは5月3日にサンテティエンヌと、ル・アーヴルは4日にオナイウ阿道所属のオセールと、それぞれ敵地で対戦する。
【スコア】
ル・アーヴル 1−1 モナコ
【得点者】
1−0 22分 アハメド・ハッサン(ル・アーヴル)
1−1 61分 ミカ・ビエレス(モナコ)