ミュージシャンGACKT(51)が8日、X(旧ツイッター)を更新。エスカレーターの“片側空け”の習慣について私見を述べた。
GACKTは、大阪・関西万博会場のエスカレーターでは2列に並んで利用されている状況を伝えた記事を引用し、「以前から危ないと思っていたエスカレーターの乗り方がやっと見直されたかという感じ」と言及。「エスカレーターで片側を空けるってのは、一見親切のように見えるが、エスカレーターの段差はかなり高く、角も尖っている。止まっているエスカレーターを歩いた経験がある人ならとてもじゃないが、階段のようにスムーズに登り降りできるものじゃないと分かるはず。しかも、横幅が狭い上に斜度もかなり急だ。片側を登り降りしている人が足を踏み外したら、普通に並んで立っている人たちは積み木倒し。大惨事につながる」と、片側を空けて登り降りする危険性を訴えた。
「急いでいる人たちのために空けていたんだろうが、そもそも急いでいるなら階段を使えって話。事故を起こしては何の意味もないし、むしろ巻き込まれる人たちは迷惑でしかない」とピシャリ。「海外でエスカレーターを登り降りしてる人はほぼいないし、片側を空ける必要もなければ効率も良い。横並びに並んだ方が混雑時には時間の短縮になる」とつづった。
続けて「冷静に考えれば急いでいる人がエスカレーターを歩いて使うのはリスクが高い上に、短縮できる時間はほんの数秒程度のこと。そのために混雑を引き起こす原因を作るのは全く効率的じゃない」と指摘。「このおかしな習慣が早くなくなってほしい一人として大いに声を上げたい」と問題提起した。
一般社団法人日本エレベーター協会も、エスカレーターの「片側歩行」をせずに立ち止まって利用するよう呼びかけている。理由として、転倒などで自身や接触した相手を負傷させる危険があることや、ケガをしている人や体の不自由な人など、どちらか片側の手すりにしかつかまれない状況の人がいることなどをあげている。
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