控え主体のインテル、トリノ撃破で首位ナポリを追走!…ザレフスキ&アスラニの得点で2−0勝利

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2025年05月12日 03:52  サッカーキング

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PKでインテルに追加点をもたらしたアスラニ [写真]=Getty Images
 セリエA第36節が11日に行われ、トリノとインテルが対戦した。

 連覇を目指すインテルはここまでの35試合で勝ち点「74」を獲得。ボローニャとローマ相手に喫した連敗が響き、首位ナポリとの勝ち点差は「3」となっており、2位につけているもののスクデット獲得に黄色信号が点っている。残り3試合で首位奪還に向けて、これ以上の勝ち点の取りこぼしは許されない。今節は11位トリノの本拠地に乗り込んでの一戦。チャンピンズリーグ(CL)でバルセロナとの激闘を制して決勝へ駒を進めた勢いそのままに白星を掴むことはできるだろうか。

 インテルを率いるシモーネ・インザーギ監督は過密日程を考慮してか、クリスティアン・アスラニやニコラ・ザレフスキ、ホアキン・コレア、メフディ・タレミといった控え中心の11人をピッチに送り込む。序盤からボールを保持して試合の主導権を握ると、14分には敵陣左サイドでアレッサンドロ・バストーニの鋭い縦パスを受けたザレフスキがキレのあるターンから右足を一閃。鋭いシュートがゴール右隅に突き刺さり、先制に成功した。

 26分、3バックの一角から中盤へ立ち位置を移したヤン・アウレル・ビセックが上手くボールを引き取り、ドリブルで敵陣バイタルエリアまで侵入。最後は右サイドを駆け上がったマッテオ・ダルミアンへのラストパスを選択したが、右足のシュートはカバーに入った相手DFに阻まれた。1点ビハインドのトリノは複数回に渡って敵陣ゴールに迫るシーンを作るが、インテル守備陣も粘り強い対応を続け、前半は0−1で終了した。

 後半開始早々の46分、ハーフタイムに投入されたフェデリコ・ディマルコが前方へ長いスルーパスを送ると、抜け出したタレミがGKヴァニャ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチとの接触で倒れ、インテルがPKを獲得。これをアスラニが沈めてリードを2点に広げる。一方、2点ビハインドとなったトリノは56分、左サイドのクロスからチャンスを作り、チェ・アダムスが2度に渡ってシュートを放ったが、ステファン・デ・フライとバストーニのブロックに阻まれた。

 その後、インテルはハカン・チャルハノールやニコロ・バレッラを投入。69分にはカウンターからデンゼル・ダンフリースが右サイドのスペースへ抜け出し、コレアとチャルハノールに決定機が訪れるが、GKミリンコヴィッチ・サヴィッチの好セーブもあり決め切ることができない。次第にトリノの圧力を受けて何度かピンチを迎えるが、無失点のまま時計の針を進めていく。

 90+3分、トリノはセットプレーの流れからアダム・マジーナがバイシクルシュートを叩き込んだが、直前にファウルがあったとして得点は認められず。試合はこのまま0−2で終了し、インテルが暫定ながらナポリと勝ち点で並んだ。次節は18日に行われ、トリノはアウェイでレッチェ、インテルはホームでラツィオと対戦する。

【スコア】
トリノ 0−2 インテル

【得点者】
0−1 14分 ニコラ・ザレフスキ(インテル)
0−2 49分 クリスティアン・アスラニ(PK/インテル)

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