卓球女子でオリンピック(五輪)3大会連続のメダルを獲得した石川佳純さん(32)が母の言葉にテレビの番組内で涙をこぼす場面があった。
石川さんは11日に放送されたTBSテレビの「日曜日の初耳学」に出演。自らの卓球人生について振り返ったが、石川家では家族で食べるケーキもじゃんけんで決めるというルールがあり、幼少時から負けず嫌いが磨かれていったという。 番組には母の久美さんもインタビューで出演。
現役時代は「試合に負けると2、3日部屋にこもっていた」というほどの負けず嫌いで、久美さんも「がんばれ」と言い続けてきたが、2020年東京五輪(開催は2021年)の代表選考でシングルスの枠2つに対し、世界ランクを決める石川さんの獲得ポイントが3位から全く上がらなかった時に「もうやめたい」と久美さんにこぼしたところ「結果はいいじゃない」と初めて言われたという。 「これ以上、がんばれとは言えなかった」と当時を振り返る久美さん。意外な母の言葉を思い出してスタジオで感極まって涙となった石川さん。その母の言葉でふっきれた石川さんは、その後吹っ切れ、ギリギリで逆転して五輪切符を獲得した。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。