高橋一生(44)が12日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」(渡辺一貴監督、23日公開)ジャパンプレミアで、原作者の荒木飛呂彦氏から手紙と描き下ろしのイラストを贈られ「手紙も知らなかった…ひやー」と驚き、叫んだ。
「岸辺露伴は動かない」は、漫画家・荒木飛呂彦氏の人気漫画シリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフ作を、実写ドラマ化。20年12月の第1期から3年連続で12月に放送され、23年5月には映画第1弾「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」が公開。ドラマ第4弾となった第9話「密漁海岸」は24年5月に放送された。高橋は、相手の頭部を本にして思考や秘密、人生、過去などを読め、かつ指示を書き込んで操ることができる特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を駆使し、リアルな漫画を追及する漫画家・岸辺露伴、妻の飯豊まりえ(27)は露伴付きの編集者・泉京香を演じてきた。
「−懺悔室」は原作漫画の最初の作品で、ファンの間で屈指の人気を誇る伝説的なエピソード。邦画で初めてイタリア・ベネチアで全編ロケを約1カ月にわたって敢行し、完全映画化を実現。荒木氏のイラストは、ベネチアの運河を航行するゴンドラに乗った岸辺露伴を描いたもの。高橋は「映画に寄せてくださっている…僕も、ゴンドラ乗ったもんな。こんなに、ありがたいことはない」と感激。いつもはクールだが、この日は司会に話を振られても「絵のことで、頭いっぱいになっちゃって」と珍しく興奮した様子だった。
この日は浮浪者ソトバ役の、戸次重幸(51)露伴に懺悔室で自らが犯した過ちを告白する謎の男・田宮役の井浦新(50)も登壇した。
◆「岸辺露伴は動かない 懺悔室」 漫画家・岸辺露伴(高橋一生)は、ベネチアの教会で仮面を被った男から、誤って浮浪者ソトバ(戸次重幸)を殺したことでかけられた「幸せの絶頂の時に“絶望”を味わう」呪いの告白、ざんげを聞く。男は幸福から必死に逃れようと生きてきたが、ある日、無邪気に遊ぶ娘を見て「心からの幸せ」を感じてしまう。その瞬間、死んだはずの路上生活者が現れ「ポップコーンを投げて3回続けて口でキャッチできたら俺の呪いは消える。しかし失敗したら最大の絶望を受け入れろ…」と試練に挑まされる。露伴は奇妙な告白にのめりこみ、相手を本にして人の記憶や体験を読むことができる特殊能力を使ってしまうが、やがて自らにも「幸福になる呪い」が襲いかかっていることに気付く。シリーズの映画化は2作目で、23年5月に公開された映画第1弾「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」は、22年5月にはフランス・パリで大規模ロケを展開。日本映画として、14年の「万能鑑定士Q モナ・リザの瞳」以来2作目となるルーブル美術館での撮影も敢行し、興行収入12億5000万円と大ヒットした。
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