アンチェロッティ監督がブラジル代表監督に就任するようだ [写真]=Getty Images ブラジルサッカー連盟(CBF)は12日、レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督がブラジル代表の監督に就任することを発表した。
契約期間は2026年のワールドカップ本大会までで、6月のワールドカップ予選(エクアドル代表戦とパラグアイ代表戦)で指揮を執ることも併せて発表している。
CBFのエドナルド・ロドリゲス会長は「カルロ・アンチェロッティをブラジル代表の指揮官に迎えることは、表彰台の頂点を奪還するという我々の決意を世界に示すものだ」とコメント。欧州のクラブレベルで成功を収めてきた指揮官の就任を喜んだ。
現在64歳のアンチェロッティ監督は、現役引退後の1992年にイタリア代表のアシスタントコーチに就任し、指導者としてのキャリアをスタートさせた。その後、レッジーナ、パルマ、ユヴェントスの監督を歴任すると、2001−02シーズン途中にミランの監督に就任。2度のチャンピオンズリーグ(CL)優勝やセリエA優勝など多くのタイトルをもたらした。
さらにチェルシー、パリ・サンジェルマン、レアル・マドリード、バイエルン、ナポリ、エヴァートンの監督を経て、2021年7月から再びレアル・マドリードを指揮。2度のラ・リーガ優勝、2度のCL優勝など、1期目と合計してレアル・マドリードに15個のタイトルをもたらしている。
イギリスメディア『BBC』などによると、今季終了後の5月26日からブラジル代表の指揮を執る予定とのこと。なお、レアル・マドリードは6月から開催されるクラブワールドカップ2025に参加するが、同監督はCWC開催前に退団することになる。