大手飲食チェーン「クレカ&アプリ」活用の激トク番付はこれ!

0

2025年05月13日 07:10  週プレNEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

週プレNEWS

(左から)三井住友カード(NL)、三菱UFJカード。飲食チェーン用のカードデッキは この2枚で確定です!

大手飲食チェーンが相次いで値上げを行なう中、注目したいのがクレジットカードのポイント還元やアプリのクーポンを駆使した実質値引き。超簡単活用で5%以上の割引が確定するこれらの最新オトク要素を紹介します!

【画像】クーポン満載でポイントの2重取りにも対応する注目の飲食チェーンアプリ

■クレカだけで常時5%超えの実質割引!

昨年から続くコメ価格などの高騰の影響で、牛丼チェーンやファミレスといった外食業界は空前の値上げラッシュ中。コメとは関係のないマクドナルドも3月12日に価格改定を行ない、人気の「ダブルチーズバーガー」は430円から450円に値上げ。

マクドナルドは過去3年間で6回も価格改定を実施しており、ユーザー的には今後も予断を許さない残念な状況となっている。

そんな中、クレジットカードでのポイント還元、さらには飲食チェーンのアプリから配信されるクーポンや独自ポイントを活用することで、値上げを実質相殺できるテクニックもあるという。

誰にでも簡単に即始められる飲食チェーンでの激トク決済テクニックを、ポイ活情報サイト『ポイ探』代表の菊地崇仁さんに解説してもらいます!

――クレジットカードのポイント還元は、どうしてもクレカの使い分けやキャンペーンを考慮すればするほどカードデッキの枚数が増えがち。現在、飲食チェーンでオトクなカードデッキとは?

菊地 基本、カードは2枚でOKです。「三井住友カード(NL)」(年会費/無料)なら、サイゼリヤ、ガスト、バーミヤン、吉野家、マクドナルドなどで最大7%のVポイントを還元。そして、「三菱UFJカード」(年会費/無料)はスシロー、くら寿司、松屋などでグローバルポイントが最大15%還元されます。

――この飲食チェーンのラインナップはすごい。2枚のクレカで最強カードデッキが完成じゃないですか! 2枚の最強クレカは、どう使い分けるのが正解ですか?

菊地 三井住友カード(NL)は飲食店以外だと、コンビニでの還元率も最大7%。一方の三菱UFJカードはオーケー、オオゼキ、肉のハナマサなどスーパーでも最大15%還元となります。

なので、仕事中の飲食チェーンやコンビニでのランチは三井住友カード(NL)、日常の食料品などの買い物は三菱UFJカードといった使い分けができます。

夫婦ならスーパーの利用が多い奥さんは三菱UFJカード、旦那さんは三井住友カード(NL)というカードの振り分けもオススメですね。どちらのカードも年会費が無料なので、2枚を同時に持ってもマイナス要素はありません。

――週末は家族でスシローやくら寿司に行って、15%還元とか最高じゃないですか! 取りあえず、クレカはこの2枚のデッキで完成として、最近増殖中の飲食チェーン店のアプリはどうでしょうか?

菊地 ほとんどのアプリが、アプリから注文して店舗で受け取る「モバイルオーダー」、そして「デリバリー」にも対応しています。そして、ユーザー的にはアプリから配信されるクーポンに注目です。

――それ! どのクーポンも100円から200円の割引があって、値上げを相殺できるスペックです。

菊地 クーポンだけでなく、最近は飲食チェーンが独自ポイントを始めています。例えば、すかいらーくグループは独自ポイントである「すかいらーくポイント」(税込200円につき1ポイント)を昨年からスタートしました。

これによりクレジットカードのポイント、楽天、V、dポイントなどの共通ポイント、さらに独自ポイントの3重取りをアプリから簡単にできる環境になっています。

――これは知らないと大損するやつ!

菊地 また、来店した回数によってポイントが効率良くたまるランク制度やスタンプをためてもらえる限定クーポンも。マクドナルドならモバイルオーダーを利用することで使える限定クーポンを配布するなど、飲食チェーン店各社が独自のオトク機能をアプリに実装しています。

――こういったアプリ内のクーポンをはじめとするオトク情報を見逃さないためにはどうするべきですか?

菊地 やはりアプリの「通知」設定です。アプリのインストール時に「通知」の許可を求められますので、必ず通知は「オン」に設定しましょう。

また、アプリによっては楽天、Vポイントなどの共通ポイントとの連携も設定できます。これらを設定することで、支払時に別途ポイントアプリを起動することなく、ポイント獲得がよりスムーズに行なえます。

■スタバでも最大5%還元のクレカが!

――三井住友カード(NL)と三菱UFJカードの2枚の最強デッキ、そして各種アプリで十分にオトクな気もしますが、これらでカバーできない飲食チェーンはどうすればよいでしょうか?

菊地 会員制の割引優待サービスである「クラブオフ」の活用です。もともとは、ゴールドやプラチナなど上位カードの定番付帯サービスでしたが、最近は「JCBカード S」や「majica donpen card」といった年会費無料のカードにもクラブオフ特典が付帯されています。

年会費無料でも、ココスやジョリーパスタなどのファミレスでドリンクバーの割引を受けることができます。

また、クラブオフでは「全国共通お食事券ジェフグルメカード」も割引で販売され、こちらはほとんどの飲食チェーンで利用することができます。ジェフグルメカードは、金券としては珍しく、支払時のお釣りを現金でもらえるのも特徴です。

――カフェ系で高還元なクレカもありますか?

菊地 「SAISON GOLD Premium」(年会費/1万1000円)はスターバックス コーヒー、珈琲館、カフェ・ド・クリエ、カフェ・ベローチェで永久不滅ポイントが最大5%還元。マクドナルドやコンビニも最大5%還元です。

そして、年間100万円以上を利用した場合は翌年以降年会費無料となりますので、メインカードとして活用したい一枚です。

――ところで、会員数ナンバーワンの「楽天カード」の飲食チェーンでの活用テクニックも気になります。

菊地 『楽天カードアプリ』のトップの下部に表示される【ポイントUP】の【グルメ・飲食】というカテゴリーには、エントリーするともらえる特典が満載です。

――アプリの【ポイントUP】をチェックすると年会費無料の楽天カードでも「くら寿司でポイント5倍」「すき家で500ポイント(抽選)」「フォルクスで1000ポイント(抽選)」などのオトク要素が特盛り。取りあえず、これらにエントリーしつつ、ポイント2重取りをやるのが大正解です。

クレカとアプリの簡単活用で飲食チェーンが大幅に実質割引。値上げラッシュの中、これらの活用はマストです!

取材・文/直井裕太

    ニュース設定