映画「男はつらいよ」シリーズなどで知られる山田洋次監督(93)が13日、東京・吉祥寺の前進座で、監修と脚本を手がける前進座歌舞伎公演「裏長屋騒動記」(5月30日〜6月8日、東京・サンシャイン劇場)の制作発表会見に出席した。出演者は松竹新喜劇から客演する曽我廼家寛太郎をはじめ、河原崎國太郎、柳生啓介、嵐芳三郎が出席した。
17年に山田監督が前進座公演のために書き下ろした作品を再演する。寛太郎が客演する今回について、山田監督は「前回、この芝居を作りながら思ったのは、コメディアンが参加するとうんとおもしろくなると思った。コメディアンは特別な才能。僕は渥美清という天才的なコメディアンと仕事をしたから、コメディアンの発想は分かっています。寛太郎さんは松竹新喜劇で傑出したコメディアン。寛太郎さんの参加でぐっと色合いの違う作品になると思います」と期待を寄せた。
寛太郎は「参加させていただくのは、光栄で緊張。山田監督の手ほどきでこの作品に関われるのは、とてもとてもうれしいような怖いような。山田監督、新たな私を見いだしていただけたら。しかってください、もんでください」と語った。
落語の「らくだ」「井戸の茶碗」、2つの世界がクロスオーバーする作品。
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