『遠い山なみの光』広瀬すず・吉田羊・松下洸平・三浦友和らカンヌ映画祭へ渡航決定

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2025年05月13日 15:29  ORICON NEWS

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映画『遠い山なみの光』(9月5日公開)(C)『遠い山なみの光』製作委員会
 世界三大映画祭のひとつである「第78回カンヌ国際映画祭」(フランス現地時間5月13日〜24日)の「ある視点」部門に正式出品され、世界最高峰の舞台でのワールドプレミア(世界初上映)を控える映画『遠い山なみの光』(9月5日公開)。カンヌでの公式上映には、原作・製作総指揮を務めたカズオ・イシグロ氏をはじめ、石川慶監督、主演の広瀬すず、共演の吉田羊、カミラ・アイコ、松下洸平、三浦友和らがそろって参加することが明らかになった。

【画像】映画『遠い山なみの光』場面写真

 あわせて解禁されたティザーポスターには、3つの印象的なカットが重ねられている。中央には、広瀬演じる主人公・悦子が清らかな眼差しでこちらを見つめる姿。上には、二階堂ふみ演じる佐知子がどこか憂いを帯びた笑顔を浮かべ、下にはイギリスで花を愛でる悦子の姿が描かれている。「“私”がついた嘘」というコピーが添えられたポスターは、登場人物の内面に秘められた〈嘘〉と〈真実〉を静かに示唆し、物語のミステリアスな空気を感じさせる仕上がりとなっている」。

 本作は日本・イギリス・ポーランドの3ヶ国による共同製作。ポストプロダクションをポーランドで行うなど、ポーランド国立映画大学で映画を学んだ石川監督にとって「原点回帰」とも言える作品に仕上がっている。なお、石川監督のカンヌ映画祭選出は今回が初となる。

■ストーリー

 日本人の母とイギリス人の父を持ち、ロンドンで暮らすニキ。大学を中退し作家を目指す彼女は、執筆のため、異父姉の死以来足が遠のいていた実家を訪れる。母の悦子は、長崎で原爆を経験し、戦後イギリスに渡ってきていたが、ニキは母の過去を何一つ聞いたことがない。夫と長女を亡くし、想い出の詰まった家で一人暮らしていた悦子は、ニキと数日間を共にする中で、最近よく見るという、ある「夢」について語り始める。それはまだ悦子が長崎で暮らしていた頃に知り合った、佐知子という女性と、その幼い娘の夢だった――。

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