【ヴィクトリアM】今年こそ福島牝馬S組の初制覇なるか アドマイヤマツリがGI初挑戦だ

0

2025年05月14日 12:00  netkeiba

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

netkeiba

ヴィクトリアマイル2025に出走予定のアドマイヤマツリ(今年4月撮影、ユーザー提供:海月さん)
 今年で20回目を迎えるヴィクトリアマイル(4歳上牝・GI・芝1600m)は、出走馬のローテーションが多岐にわたるレースだ。勝ち馬の前走は阪神牝馬Sの6頭を筆頭に、実に11レースもあるのでバラエティー豊か。そんな中、延べ58頭の出走馬がいながら、未だに勝者を送り出せていないのが福島牝馬Sである。

 福島牝馬Sは04年に新設された歴史の浅い重賞だ。14年から勝ち馬にヴィクトリアマイルの優先出走権が与えられているように、れっきとした前哨戦である。しかしながら、福島牝馬Sからヴィクトリアマイルに挑んだ馬は、延べ58頭で【0-2-2-54】の勝率0%、複勝率7%。09年のブラボーデイジー、17年のデンコウアンジュの2着が最高着順で、1頭も勝ち馬が出ていない。

 そんな鬼門のレースから、今年は1着のアドマイヤマツリ(牝4、美浦・宮田敬介厩舎)、4着のアリスヴェリテ(牝5、栗東・中竹和也厩舎)、5着のシンリョクカ(牝5、美浦・竹内正洋厩舎)の3頭が参戦する。中でもエース格はアドマイヤマツリだ。ここまで9戦5勝。目下2連勝中と勢いがあり、とりわけ前走の福島牝馬Sは重賞初挑戦も何のその、中団前寄りからあっさりと抜け出して2馬身差の楽勝だった。今回は初のマイル戦となるが、これまでのレースぶりを見る限り、おそらくは難なく対応可能。非常に楽しみなチャレンジといえる。

 レース史に新たな1ページを刻むことができるか。福島で全国区に躍り出たキタサンブラック産駒が、東京で女王の座をつかみ取ることを期待したい。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定