
■MLB ドジャース 1ー11 アスレチックス(日本時間14日、ドジャースタジアム)
ドジャースの大谷翔平(30)が本拠地でのアスレチックス戦に“1番・DH”で出場し、3打数無安打1四球で10試合ぶりのノーヒット、連続試合安打は「9」でストップした。チームはアスレチックス打線に18安打11失点と投手陣が打ち込まれた。
5月1日以来、13日ぶりの本拠地での試合、前日は休養日だった大谷、自身のSNSでは愛犬“デコピン”の2歳の誕生日をお祝いした。敵地10試合で5本塁打と調子を上げてロサンゼルスに戻ってきた。今季初となるアスレチックス戦、大谷はメジャー8年間で19本塁打、12盗塁と共に30球団中で2位。
得意な球団相手に1回の第1打席、アスレチックスバッテリーは警戒して、外角中心となり、大谷も外のボールをしっかり見極めて、四球で出塁した。
0対2と2点を追うドジャースは3回、無死二塁で大谷の第2打席、アスレチックスバッテリーは長打警戒でここも外角攻め、大谷も外角を狙って、スライダーを振り抜いたが、バットの芯に完璧に当たってしまい、打球にラインドライブがかかりライトライナー。それでも2塁走者がタッチアップし、3塁まで進んだ。続く2番・M.ベッツ(32)のゴロをショートがエラーして1点を返した。
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4回には先発L.ナック(27)が先頭打者に四球を出し、続く打者にもボールが先行すると、すぐに二塁手のM.ロハス(36)がいいタイミングでマウンドに行き、強い口調でナックを鼓舞した。ベテランの絶妙な間の取り方にナックも落ち着きを取り戻し、セカンドゴロ併殺打、空振り三振と先頭打者に四球を与えたがしっかり抑えた。
1対6と5点を追う展開のドジャースは5回、1死走者なしで大谷の第3打席、ここでも徹底して外角攻め、フルカウントから外角のスライダーを引っかけてセカンドゴロに倒れた。ドジャース打線は6回、無死一、二塁とチャンスを作ったが、5番・A.パヘス(24)が空振り三振、6番・E.ヘルナンデス(33)がショートゴロ併殺打とアスレチックス先発のスプリングスを打ち崩せなかった。
7回、2死二塁で大谷の第4打席、徹底した外角攻めは続き、カウント2−2から外角高めのストレートを打っていたが、サードファールフライに終わった。
大差がついたドジャースは9回、ロハスが今季2度目のマウンドへ、前回は山本由伸(26)にグラブを借りたが、今回は投げる前には大谷に声をかけて、グラブを借りての登板。しかし、アスレチックス打線に2者連続ホームランを浴びてしまった。
大谷は3打数無安打1四球で10試合ぶりのノーヒット、連続試合安打は「9」でストップした。アスレチックスはメジャー2年目のJ.ウィルソン(23)が2打席連続アーチ、今季メジャーデビューとなったN.カーツ(22)がメジャー初アーチと若手の躍動でドジャースに快勝した。
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