【ヴィクトリアM】歴代最多3勝の藤原英昭調教師 ワイドラトゥールで9年ぶりV狙う
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2025年05月14日 18:30 netkeiba

ヴィクトリアマイル2025に出走予定のワイドラトゥール(今年3月撮影、ユーザー提供:おかおみさん) 栗東のトップトレーナー・藤原英昭調教師が、ワイドラトゥール(牝4)でヴィクトリアマイル(4歳上牝・GI・芝1600m)の9年ぶり4勝目を狙う。
藤原調教師はこれまでヴィクトリアマイルに延べ15頭が参戦。08年に5番人気のエイジアンウインズで初制覇。15年と16年にはストレイトガールで連覇を果たしているが、それぞれ5番人気、7番人気と伏兵での戴冠だった。通算3勝は国枝栄調教師、須貝尚介調教師、友道康夫調教師、藤沢和雄元調教師の2勝を抑え、単独トップの数字となる。
今年はワイドラトゥールで参戦する。父カリフォルニアクローム、母ワイドサファイア、母の父アグネスタキオンの血統。母は同じく藤原調教師の管理馬で、09年のフローラSで2着。半兄のワイドファラオは20年のかしわ記念を制している。ここまで10戦4勝。好走と凡走の差が激しいタイプだが、嵌まった時の末脚は一級品だ。前走の愛知杯ではハイペースを味方に付けて直線一気の差し切り。米国の歴史的名馬である父の産駒としてJRA重賞初制覇を果たしている。今回は一気の相手強化に加え、マイルへの距離延長もカギとなるが、前崩れの展開になれば出番があるだろう。
藤原調教師にとってはヴィクトリアマイル4勝目がかかる一戦。再び伏兵を激走に導き、「ヴィクトリアマイル・マイスター」の底力を見せてほしい。
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