バスケットボール女子日本代表で21年東京五輪銀メダルの宮崎早織(29=ENEOS)が15日、25〜26年シーズン限りでの現役引退を表明した。都内で開いた記者会見では涙も見せ、ファンを念頭に「体力があり元気がある時に、潔くやめたい。早めに伝えて皆さんと一緒に、1年間いい思い出ができたらと思いました」と決断理由を明かした。
五輪2大会連続出場を果たし、昨夏のパリ大会では主力として活躍。大舞台を終えて「ロスはちょっと目指せないかな」と28年ロサンゼルス五輪への熱が高まらなかった。かつて指導を受けた代表のトム・ホーバス元監督(58)に対しては「『東京五輪では怒られすぎて嫌いでしたが、今は大好きに戻っています』と伝えたいです」と笑わせた。
目標はあくまで、ENEOSでの来季Wリーグ制覇に定める。今後、日本代表に選出された場合も「コーリー(ゲインズ新監督)と、しっかり話して決めたい」と語るにとどめた。現役引退後はバスケットボールとの関わりを維持しつつ、テレビなどでの活動も視野に入れているという。ラストシーズンへ「変わらずに笑って、楽しんでいる姿を、1年間通して、見ていただけたらうれしいです」と呼びかけた。【松本航】
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。