台湾にも通知へ＝８月の平和記念式典―広島市

　広島市は１５日、８月の原爆の日に開催する市主催の平和記念式典について、台湾に「通知文」を送る方針を明らかにした。当初は対象外だったが、台湾側の参列の意向が確認できたため追加する。

　市は４月、式典について「全ての国の人々に広く『ヒロシマの心』を伝えたい」として、招待形式から開催を案内する通知に変更すると発表。在日公館があるか、国連に代表部がある１９５カ国・地域を対象としていた。

　その後、市議らから台湾側の参列意向が伝えられたといい、市担当者は「（開催）趣旨に賛同した上で参列いただけると確認できた」と説明。他の国、地域からも要望があれば同様の対応をするとしている。