17時前、訪問者権/ピットプラクティス中に雨が落ちてきたオートポリス モビリティリゾートもてぎでの第3・4戦から4週間。全日本スーパーフォーミュラ選手権は大分県のオートポリスへと舞台を移し、第5戦のイベントが行われる。
今回は5月17日(土)にフリー走行1と予選、18日(日)にフリー走行2と決勝が行われる、今季初めての『1ウイーク1レース』制の週末だ。16日金曜日のサーキットでは、スーパーフォーミュラ・ライツ選手権などサポートレースの走行が行われるなか、ピットではスーパーフォーミュラに参戦する各チームも、翌日からの走行に向け準備を進めていた。
■ヨコハマの2025年仕様ウエットタイヤが“デビュー”か?
気になるのは、天気予報だ。
気象庁はこの日、九州南部が「梅雨入りしたとみられる」と発表。週末の天気予報も、とくに土曜日の早い時間帯を中心に、降雨が見込まれている。ただし、サーキットから見て南側にあたる熊本県方面の降雨量はより多い予報となっているものの、サーキットが位置する大分県日田市の予報では、幾分降雨量が少ない。いずれにせよ山間部ゆえ天候の移ろいも早く、霧に見舞われることもあるため、各陣営は読めないコンディションとも戦うことになるかもしれない。
金曜のサポートレースの走行はすべてドライコンディションで行われたものの、それらが終了してスーパーフォーミュラの各チームがピット作業練習を始めた17時前のタイミングで、サーキットには大粒の雨が落ちてきている。一方で空は比較的明るく、雨もその後やや弱まってはいるものの、風も吹き始めており、すでにオートポリスは複雑なコンディションに見舞われていると言えそうだ。
なお、もし土曜以降の走行セッションがレインコンディションとなった場合は、2025年スペックのヨコハマのウエットタイヤが初めての本格投入を迎えることになる。
雨の影響によりクラッシュが発生、赤旗終了となった昨年6月のSUGO戦を受け、2024シーズンのその後のラウンドでは旧スペックのウエットタイヤが準備されていたが、2025シーズンを迎えるにあたってヨコハマは改良版を投入。再生可能原料・リサイクル原料比率を向上させつつも、ウエット用タイヤでは「ウォームアップ性能をはじめとしたグリップ性能を高め」ているとしており、その真価が問われることにもなりそうだ。
以下、金曜日のサーキットの様子を、写真でお伝えする。
[オートスポーツweb 2025年05月16日]