【 市川由紀乃 】 【卵巣がん】から復帰コンサート開催 「ただいま!」 由紀さおりは「命の恩人」

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2025年05月19日 17:04  TBS NEWS DIG

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TBS NEWS DIG

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歌手の市川由紀乃さんが19日に地元、埼玉のサンシティ越谷市民ホールで復帰コンサート「市川由紀乃コンサート ただいま!」を開催、翌20日に発売される新曲「朧(おぼろ)」を初披露したほか、全17曲を熱唱。コンサート前には会見を行いました。
 

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市川さんは、去年6月『卵巣腫瘍の疑い』のため検査。7月末に患部の手術をし、『卵巣がん』と診断。去年12月『抗がん剤治療』が終了し、同月23日には、インスタライブを開催していました。
 




会見に拍手で迎えられ、記者から「おかえりなさい」と声を掛けられると、“ただいま帰りました!ありがとうございます”と元気に挨拶し、「おかえり」と書かれた歌手仲間からの花輪に、“うれしい、うれしい、うれしすぎます”と復帰の喜びを噛みしめていました。
 




市川さんはあらためて、“こうして単独コンサートをさせていただくのが一年ぶりで、それも自分の故郷からスタートさせていただくなんて特別な想いです。もう本当に「ただいま」って気持ちです”と語りました。
 




1年の闘病生活を振り返り、“「喜怒哀楽」から「喜」と「楽」が自分から抜けた時もありましたね”と、精神的にもつらい時期を過ごしたことを明かし、“でもそんな時は、常にこの世界の諸先輩方だったり、仲間やファンが私を支えて下さったので、そこにもちろん母の存在もありますし…、その時の自分を今振り返ることが出来ています”と前向きになれた事を明かしました。
 


当初は、身体の異変を「年齢からくるホルモンバランスの崩れ」と思いこんでいたという市川さんでしたが、由紀さおりさんに相談した際、強く診断を勧められ信頼する医師などの紹介を受け受診し病気判明、治療することになったそうです。

 


また、治療中も由紀さんにはだいぶ励まされたそうで“由紀さんに「もう一度歌える日が来たときには指導をよろしくお願いしますと」とメールをしたら、その文章から由紀さんは何かを感じ取ってくれたのか、「もう一度歌える日が来たらじゃなくて由紀乃さん、あなたかはもう一度歌うのよ!なんでこの苦しみに耐えているの?もう一度歌うためでしょ」とメールを返してくださった”と明かしました。
 


市川さんはその時、声を出して泣いたそうですが、自身の心が折れそうになった時は、何度もそのメールを見返しては心を奮い立たせたそうで、“由紀さんは命の恩人で感謝しています”と語りました。
 

現在は2か月に1回検査を受けているそうですが、“痛みもはだいぶましになりましたが、抗がん剤の影響で両足と右手が今もしびれている状態です”と症状を明かしました。
 


そして、“しびれが取れていくと「あっ、抗がん剤が抜けていっているんだな」って言うのを自分の中で感じ、その抜ける日を楽しみにしています”と、自身の中の「朧」が抜けて、晴れ晴れとした日を迎える日を待ちわびていると語りました。

 


また、歌いだしからパワフルな新曲「朧」について、“復帰作は先生方たちがいろいろ考えて下さって、やさしいバラードなどを考えていたそうですが、「私は攻めたいです。強い気持ちを歌いたい」とお話しして、幸(耕平)先生がまた書き直して新たに作ってくださった”と新曲に込めた思いを明かしました。
 




また市川さんはコンサート会場で、がんを経験した人とその家族や友人、医療関係者など、がんに影響を受けるすべての人をサポートするための認定NPO法人「マギーズ東京」への募金活動も実施することも発表しました。

【担当:芸能情報ステーション】

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