
歌手のHIPPYさんがメジャーデビュー10周年を記念して、取材会を行いました。
【写真を見る】【HIPPY】「君に捧げる応援歌」がコロナ禍でヒット 被ばく三世として平和への思いを語る
HIPPYさんは2015年4月にミニアルバム『I’m HIPPY』をリリースしメジャーデビュー。「君に捧げる応援歌」がロングセラーヒットになりました。6月には初のアリーナライブを広島サンプラザホールで開催します。
デビュー10周年を迎えて、HIPPYさんは‟10年前はそもそもデビューできるかも定かじゃなかったけど、35歳にデビューができて、10年も続けられるなんて想像もしていなかったです。10周年を迎えることができて嬉しい気持ちです”と率直な気持ちを語りました。
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この10年間で一番印象的な出来事について聞かれるとHIPPYさんは‟「活動を続けるのが難しいかも?」ってなった時に、「SNSでお前の曲が広がっているぞ」って友達に教えてもらって、SNSを開いた時に、沢山の方が曲を歌ったりしていて、感動しました。リード曲でもなかったのに、人から人へつながっていったのが想像を超える出来事でした”とコロナ禍で広がった「君に捧げる応援歌」のヒット時を振り返りました。
広島出身で現在も広島に在住しているHIPPYさんは被ばく三世として、毎月6日に「原爆の語り部 被爆体験者の証言の会」の活動を続けています。HIPPYさんは‟広島の被ばくされた方の話を毎月聞くことによって、草木が生えないはずの広島が戦争を感じさせないくらい復興していって、景色を見るたびに先輩たちの頑張りだと誇らしくなって、その話を聞いているからこそ歌への意味合いとか作り方が変わってきた”と語りました。
今年で終戦80年を迎え、HIPPYさんは‟朗らかな被ばく伝承を掲げていて、楽しく歌って言葉に落とし込むことで「これってどういう意味なんだろう」とか考えてほしい。若い方に自発的に探っていけるように仕掛けていきたい”と広島出身の歌手としての目標を掲げました。
【担当:芸能情報ステーション】
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