二宮和也「貴重な経験ができました」カンヌ国際映画祭で上映

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2025年05月19日 19:21  cinemacafe.net

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『8番出口』公式上映
二宮和也主演映画『8番出口』(英題:『Exit 8』)が、「第78回カンヌ国際映画祭」オフィシャルセレクション【ミッドナイト・スクリーニング部門】正式招待作品として上映され、スタンディングオベーションが巻き起こった。

本作は、累計170万ダウンロード超の世界的大ヒットゲームの実写映画化。二宮、河内大和、小松菜奈が出演し、川村元気が監督・脚本を務めた本作。すでに、アジア・ヨーロッパなど20以上の国と地域での上映が決定している。

24日まで開催中の「第78回カンヌ国際映画祭」。本作が招待されたミッドナイト・スクリーニング部門は、映画祭期間中、深夜に特別上映される映画枠であり、アクション・スリラー・ホラー・ドキュメンタリーなどジャンルを問わず、大胆で独創的で、常識を覆す作品が選出される映画祭の公式セレクションのひとつ。

本作の公式上映は、現地時間19日深夜0:30にメイン劇場「Grand Theatre Lumiere」(グランドシアター・リュミエール)にて行われ、上映前には初のカンヌ国際映画祭参加となる二宮と小松、『怪物』以来で監督としては初のカンヌ参加となる川村監督、脚本家・平瀬謙太朗がレッドカーペットに登場。

二宮はタキシード、小松は大胆なシースルーの黒のロングドレス姿で登場し、笑顔で手を振りながら歩いた。

公式上映を前に、二宮は「『8番出口』に携わる方々の喜ぶ姿が見られたのは嬉しかったです。作品を通して考えたことや、演じる上で、台本に書いてあることを立体化することに時間がかかったり、色々なことがありましたが、周りの皆さんの顔を見ていると頑張ってよかったなと思います。とにかく今夜はお祭り騒ぎしたいですね! 評判が直にくると思うので、厳しい現実が待っているかもしれませんが、それも含めてみんなでどきどき・そわそわできるのはここでしか味わえない体験だなと思います」と話す。

小松は「先ほど、ホテルでもいまから映画を観に行きそうな方たちをたくさん見かけて、盛り上がっている雰囲気を肌で感じています。映画『8番出口』がカンヌでスタートを切れる喜びと、この時間を思う存分に楽しみたいという気持ちでいっぱいです」と心境を明かした。

全2,300席のチケットは完売し、熱気に包まれた会場内。二宮や小松らが入場すると、観客は立ち上がり、拍手で出迎え、上映がスタート。エンドロールが流れ始めると、まだ暗い中、会場からは再び拍手が起こり、音楽が完全に鳴り止んだ瞬間、総立ちの拍手と大歓声のスタンディングオベーションが8分間巻き起こった。

二宮は、笑顔で端から端の観客に手を大きく振り続け、小松は瞳を潤ませながら、川村監督は「Merci beaucoup!(ありがとう!)」と、全身全霊で応えた。

公式上映を終え、二宮は「カンヌの皆さんに温かく受け入れてもらえて良かったです。海外で映画を観るのは初めなので貴重な経験ができましたし、何よりいい思い出になりました」と安堵。

小松は「上映前から拍手で盛り上げてくれた観客の皆さんと、最初から最後まで同じ空間で一緒に映画が観られたことはとても意味のあることですし、真剣に作品に向き合ってきて良かったなという報われた気持ちと、そんな作品に携わったみなさんと一緒に過ごせて胸が熱くなりました」と感想を語る。

川村監督も「上映終了後の拍手がたまらなかったです。このために映画作っているのだなあ、という気持ちになりました」とコメントした。

『8番出口』は8月29日(金)より公開。





(シネマカフェ編集部)

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