
ビタミンD摂取の重要性
5月15日、クイーンズランド大学(オーストラリア)は、プレスリリースにて、出生前および出生後のビタミンD摂取によって子どもの精神疾患リスクが軽減すると示した。
新生児期にビタミンD欠乏症である場合、将来的に注意欠如・多動症(ADHD)、自閉スペクトラム症(ASD)などの精神疾患リスクが増すという。なお、研究論文は「The Lancet Psychiatry」に掲載されている。
ビタミンD摂取状態と精神疾患における関係性
これまで、新生児期のビタミンD欠乏症は、自閉スペクトラム症などと関連性があると示唆されている。
そこで今回、研究チームは、71793人を対象にビタミンD摂取状態と精神疾患における関係性について調査した。被験者の多くは、幼少期および成人初期に精神疾患と診断されている。
大うつ病性障害(MDD)、双極性障害、ADHD、自閉スペクトラム症、神経性無食欲症・神経性やせ症などの広範な精神疾患に着目したところ、ビタミンD濃度が低かった人は、自閉スペクトラム症やADHDリスクが高まることが認められた。
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これより、研究チームは、出生前および新生児期のビタミンD摂取によって成人期の精神疾患リスクを軽減できると結論付ける。
(画像はプレスリリースより)
University of Queensland
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