セブンの“おつかいロボ”が街を走る 東京都八王子市で実験開始

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2025年05月20日 14:51  ITmedia ビジネスオンライン

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「7NOW」で注文した商品を、屋外型自動走行ロボット『LOMBY』で配送する

 セブン‐イレブン・ジャパンは5月19日、屋外型自動走行ロボット「LOMBY」を用いた配達の実証実験を東京都八王子市の南大沢エリアで開始した。スズキや自動配送ロボを手掛けるLOMBY(東京都品川区)と共同で実施するもので、セブンの商品配送サービス「7NOW」での注文商品が対象となる。


【画像】実証実験に使用する屋外用ロボット


 顧客が「7NOWアプリ」で注文すると、商品を載せたロボットが店舗を出発。対象のセブン2店舗(南大沢駅前店、八王子南大沢店)を中心とした南大沢エリアの個人宅または集合住宅のエントランス周辺まで配送する。同アプリで商品の到着を通知し、商品を受け取る流れ。注文時間は午前9時30分〜午後8時だ。


 背景に、少子高齢化や将来的な配送員不足などの社会課題がある。買い物が難しいエリアや人手不足への対応策として自動走行ロボットによる配送を検討する。


 主な特徴は、「『7NOW』との連携でセブン店舗の約3000アイテムが配送可能」「信号や横断歩道の自動認識」「1人でロボット4台の運行管理」「スズキの電動車いすの技術を活用した走行」など。


 南大沢エリアは丘陵地の多摩ニュータウンに位置するため階段や坂道が多く、高齢化が進んでいる。顧客の利便性向上と、買い物に伴う移動時の負担軽減につなげる考えだ。



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