大容量でビジネスも普段使いもしやすい24Lバックパック「200-BAGLN1BK」を試す ポケット多数でガジェットの収納力が高い

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2025年05月20日 15:31  ITmedia Mobile

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サンワサプライの24Lバックパック「200-BAGLN1BK」

 どんなにかっこいいバックパックを背負っていても、小物を取り出す際に、ごそごそとバックパック内をいつまでも探しているようでは格好がつかない。特に大容量タイプのバックパックは、そんな“残念”が起きやすい。


【その他の画像】


 サンワサプライが4月1日に発売した「200-BAGLN1BK」は、ロゴレスでシンプルなデザインでありながら、大容量かつたくさんのポケットがある収納力が魅力だ。


●シンプルで使いやすいスクエアデザイン


 200-BAGLN1BKは、外側にメーカーを示すタグやロゴのない、ロゴレスデザインの24L(リットル)大容量バックパックだ。サンワサプライの直販サイト「サンワダイレクト」の限定販売商品で、価格は6280円(税込)とかなり手頃なのがうれしい。


 「バックパック」もしくは「リュック」と聞くと、前方後円墳ならぬ、半円形の上部に四角形をドッキングさせたようなデザインを思い浮かべるが、200-BAGLN1BKの場合はスクエアデザインを採用している。これにより、雑誌やパンフレット、資料などを入れても上部が折れにくい。


 上部にフラップを採用していることもデザイン的な特徴となっている。防水性能はないが、突然の降雨に対してメイン気室への水の侵入を防ぐ役割を担っている。


 多くのポケットを備えていることも特徴的だ。メイン気室内にノートPCポケット、ボトルホルダー、タブレットポケット、書類ポケット、ファスナー付きポケット、ベルト付きポケット、小物ポケット、そしてフラップにフラップポケット、本体外側にはサイドポケットとフロントポケット、背中の当たる部分には背面ポケット、そしてショルダーベルトにもポケットを搭載する。


 フロント右側にある謎の波々は「デイジーチェーン」だ。カラビナを取り付けて、ペンライトやホルダーに入れたペットボトルをつるしても良いし、好きなキャラクターのキーチェーンや缶バッジ、ピンバッジなどでデコっても良いだろう。


 フロントの他サイドにあるDカンには、夜間に自動車などからの視認性を上げるのに役立つリフレクター(200-BAGLN1BKに付属)を取り付けられる。


 メイン気室は、ガバッと開くフルオープン仕様だ。とはいえ、荷物の重みで突然全開して中身が落ちてしまうのは困る。内蔵しているストッパーのホックをはめておけば、そのようなハプニングも起きづらい。なかなかよく考えられているな、という印象だ。


 男性であれば、チェストベルトが役立つだろう。荷物が重くても肩への負担を軽減できる。取り外せるので、使わない場合でもプラプラすることはない。


 サイズは約28(幅)×16(奥行き)×51(高さ)cmで、重さは約900gだ。ゴツさを強調するフラップがある割には、手に持ったときに「おっ、軽い」と感じた。


 では、早速使ってみよう。


●何でも収納できる頼りがいあり


 メイン気室のノートPCポケットに入れられるのは、公式では15.3型までのノートPCということであったが、15.6型のモバイルディスプレイを入れてみたところ、かなり余裕があった。


 ちなみに、ベゼルが太く、ボディーに厚みのある「Lenovo 14e Chromebook Gen 3」だと、指を2本入れられる隙間が生まれる。


 その他のポケットも見ていこう。ノートPCポケットのフラップに取り付けられているポケットにはモバイルバッテリーや筆記用具、ICレコーダーなど、ほそぼそとしたものを入れておける。ちなみに、上に見えるファスナー付きポケットには、小型のドッキングステーションを収納した。


 本体をカバーするように取り付けられているフラップのポケットには、すぐに取り出したいものを収納すると良いだろう。今回は名刺入れやイヤフォンを入れたが、まだ余裕があるので、タオルハンカチやポケットティッシュなども入れられそうだ。


 スマートフォンは、好みの場所にどこでも入れられる印象だ。というのも、フロントポケットの内部にさらに薄めのポケットが取り付けられているので、小さめのスマートフォンはポケットの中のポケットへ、大きめのスマートフォンはフロントポケットに直接入れておけば、スマートフォン同士がぶつかることを防げる。


 もちろん、フラップポケットに入れてもいいし、サイドポケットにも入れておける。特に、サイドポケットだと大きめのスマートフォンがぴったりハマるサイズだし、逆さにしても長モノを押さえるためのベルトがいい感じにスマートフォンの飛び出しや落下を防ぎそうだ。


 背中側にある隠しポケットのような背面ポケットに入れておくこともできる。ただ、大きめのスマートフォンだと、少し背中に当たって痛いので、6型程度のサイズのものの方が良いだろう。


 最も予想外で、最もありがたかったのは、メイン気室にあるボトルホルダーの直径が大きかったことだ。先日、クラウドファンディングで入手したケータイマグが予想外に太く、ほとんどどのボトルポケットにも入らなかったため、「せっかくのケータイマグなのに、自宅でしか使えないなぁ」と落胆していたのだが、それがすっぽり入るサイズだったのだ。


 書類ポケットには、A4サイズのリーガルパッドを入れてみた。公称通り、角が折れず、面ファスナーも絶妙な位置に取り付けられているおかげで、きれいな状態を保てそうだ。


●幅広ショルダーベルトが肩への負担を軽減


 15.6型モバイルディスプレイ、スマートフォン3台、モバイルバッテリー、重量級のキーボード、書類、その他もろもろを200-BAGLN1BKに入れて歩き回ってみたところ、「これは楽だ」と感じた。


 そのまま近所の公園へ行き、撮影をし、徒歩で帰宅したが、肩へ食い込んだり、腰が痛くなったりするということはなかった。


 本体が軽いというのもあるが、それよりもショルダーベルトの幅の広さによるものではないかと考えた。測ってみたら、幅は7.8cmもあった。ちなみに、いつも使っているバックパックでは6.6cm、猫用キャリーリュックでは7.8cmであった。7.8cmという幅は、肩への負担を軽減する安定感と背負いやすさを両立するギリギリのサイズではないかと感じた。


 メイン気室に設けられているストッパーはどうだろうか。ストッパーのホックをはめておき、荷物を入れた状態でジッパーを全開にして持ち手をつかんで持ち上げたところ、ガバッと開くことなく、荷物が落ちるのを防いでくれた。


 意図していなくても、ジッパーを半分くらいまで下ろすと、荷物の重みで全開になってしまうことがある。人の多い場所で中身が全て落ちてしまうと目も当てられないので、このストッパーのホックは常にはめておいたほうが良さそうだ。きっちりはまっているかもチェックしておきたい。


 バックパックの容量は多い方が良いし、ポケットもたくさんある方が何かと便利である。しかし、気室がいくつにも分かれていると、厚みのあるものが入らない。仕事帰りにちょっと買い物をしたときに不便を感じてしまう。


 200-BAGLN1BKはメイン気室を広く取っており、なおかつ豊富なポケットも備えているという点で、「よく分かっているなぁ」と思えるリュックなのであった。



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