名鉄6000系固定4両編成、引退へ - 記念イベント5/31開催、撮影会も

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2025年05月20日 20:50  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
名古屋鉄道は20日、「6000系固定4両編成さよならイベント」を開催すると発表した。イベント当日、6000系固定4両編成の団体列車(6003編成を充当)が名古屋本線・豊川線を走行。同編成に乗車できる最後の機会となるほか、系統板を掲出した状態で撮影会も予定している。


名鉄の6000系は1976年にデビュー。4両(2M2T)または2両(1M1T)で組成され、片側3ドアの通勤型車両として、ラッシュ時の混雑緩和に威力を発揮した。1977年に通勤型車両で初という鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞。1985年まで長期にわたって増備されたこともあり、多数のバージョンが存在することも特徴のひとつとなっていた。



2両編成の6000系は現在も西尾線・蒲郡線や三河線などで活躍中だが、名古屋本線を中心に活躍した6000系固定4両編成は運用を終了することとなった。引退記念の「6000系固定4両編成さよならイベント」を開催するにあたり、5月23日12時から「6000系固定4両編成さよならイベントきっぷ」を販売。エリア版MaaSアプリ「CentX」のデジタルチケット内から購入可能(1人1回につき2枚まで)だが、先着順のため、なくなり次第終了となる。

「6000系固定4両編成さよならイベントきっぷ」は、一般プランの「1号車(6003号車)」(30名)、「2号車(6303号車)」(20名)、「3号車(6103号車)」(20名)、「4号車(6203号車)」(30名)、プレミアムプランの「系統板プラン・豊橋方(6303号車)」(10名)、「系統板プラン・岐阜方(6103号車)」(10名)を用意。プレミアムプランは1万5,000〜1万8,000円、一般プランは各1万円で販売され、すべて5月31日の当日限り有効とのこと。イベント当日の集合場所は本宿駅改札外とされ、10時30分から11時までに集合して受付を行う。



本宿駅から6003編成の団体列車に乗車し、プランごとに指定された号車を利用する。同駅を11時19分に発車し、名古屋本線・豊川線を走行した後、豊川稲荷駅2番線で撮影会を実施。その際、2番線はイベント参加者のみ立入り可能とし、一般の立入りを制限する。


豊川稲荷駅での撮影会にて、名鉄が用意した系統板・種別板の掲出等を行うほか、プレミアムプランの購入者は自身で持ち込んだ系統板の掲出も可能(1人最大3枚まで)。「系統板プラン・豊橋方(6303号車)」の購入者は豊橋方運転台、「系統板プラン・岐阜方(6103号車)」の購入者は岐阜方運転台に掲出でき、希望があれば種別板・種別板受けも用意するという。



撮影会の終了後、6003編成の団体列車は豊川稲荷駅から豊川線・名古屋本線を走行し、矢作橋駅へ。扉扱いを行わすに折り返し、15時7分に本宿駅へ到着してイベントは終了となる。イベント参加者には記念品として、記念乗車証とミニ系統板マグネットに加え、6004編成で実際に使用された吊り革がプレゼントされる。(MN 鉄道ニュース編集部)

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