限定公開( 1 )
女優本上まなみ(50)が20日放送のABCテレビ「newsおかえり」(月〜金曜午後3時40分=関西ローカル)に出演。波紋を呼んでいる江藤拓農林水産大臣の“コメ発言”に私見を述べた。
本上は江藤農相の発言について「ちょっと本当に、狙いが分からない。『ウケ狙い』っておっしゃってましたけど、ウケないと思いますし。ちょっと前に、自民党の西田(昌司参院議員)さんが、ひめゆりの(塔の)問題もありましたけど、重職についている方、立場が上の方が、発言する時って、よっぽど、それは言っていいことなのかどうなのかって考えて発言するべきだと思うんですよね」と話した。
続けて「他者を傷つけたりですとか、苦しみ、悲しみとか、つらさがある人たちのことを想像する力がないのではないか。そんな人たちが日本の政治をつかさどっていて、大丈夫なのかなって。私たちもこういう事は本当に忘れちゃいけないと思いますし、次の選挙とかの時に、どうしたらいいのかってちゃんと考えていかなければいけないんじゃないかなって思います」と述べた。
コメ価格は過去最高値を更新しており、コメの生産を増やすべきとの意見も。石破茂首相もコメの減反政策の転換に意欲を示したものの、自民党内の農水族からは反対の声もあがっている。
ノンフィクションライターの石戸諭氏(41)は、コメの価格が昨年から倍になっていることに「ほかの商品で、こんな2倍になっている商品ってあるのかと。安定的に生産がありながら、こんなに価格が上がっている商品っていうのは果たしてあるのかと。ないんですよ。異常に値上がっているということです」と指摘。
|
|
値上がりの要因について、「昨今さまざまな分析が出た結果、やっぱり供給不足でしょうと。単純に需要が上回ってしまっているという事に尽きるので、ならば供給量を増やすしかないですね。供給量を増やすという事は、それは農家は損するでしょう。損する分に関しては個別で補償していくと。アメリカもそうだし、ヨーロッパもそうですけど、農業政策の基本的な考え方っていうのは個別補償です。石破さんとしてはそっちの方向でいいんじゃないかというふうに考えている」と説明。
「ところが、もちろんそれは日本の農業政策をドラスチックに(抜本的に、思い切って)変えるっていうことにつながりかねないですから。こんなにいきなり変えられるのは困るんだよ、もうちょっと調整してくれ、というような声も含めて、反対する声があがってくるのも、これもまた当然のこと」とした上で、「ここである程度のガバナンスを発揮できないようだと、石破政権は選挙までもたないんじゃないかっていうふうに、僕はなると思います」との見方を示した。
森山裕幹事長が、消費減税についても後ろ向きな発言を繰り返しており、「減税もできない、コメの価格も下げる気もないっていうようなことですと、政権として、じゃあそれでいくんだ、っていうことになっていくわけですから。本当にこういうのでいいのかどうかっていうところはもう1回考え直さないきゃいけないことですし。場合によっては幹事長を交代させるっていうことも手ですけど、党内基盤の弱い石破さんにそんなことができるのかは、はてさて何とも…ということですね」と語っていた。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。