“ゼマイティス特注ベース”に“藤野1号”、購入数はこれまでに74本…中村梅雀のベース愛が止まらない

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2025年05月21日 07:00  ORICON NEWS

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中村梅雀(C)ORICON NewS inc.
 帝国ホテルで開催される都市型ジャズフェスティバル『インペリアル ジャズ 2025』に、日本を代表するジャズミュージシャンが集結する。このイベントに“ベーシスト”として出演するのが、俳優の中村梅雀だ。20日に行われた同イベントの記者発表会およびライブパフォーマンスに登場した中村に、自身の“楽器愛”についてたっぷりと語ってもらった

【画像】世界に1本だけ!?中村梅雀が愛用するゼマイティス製のゴージャスなベース

 クラシックピアニストの母をもち、プロ顔負けの演奏力を誇る中村は、これまでに74本ものベースを購入し、現在は自宅に約26本を所有している。そのコレクションの中には、不世出の天才ベーシスト、ジャコ・パストリアス本人が実際に使用していた、通称“ブラック・ジャズ・ベース”と呼ばれる伝説的な1本も含まれている。

 そんな中村が近年愛用しているのが、ゼマイティス製の特注ベース。同社らしい、トップにパールをあしらったゴージャスなルックスだが、この仕様を取り入れたベースは世界にこの1本だけだという。サウンド面では、所有する“ブラック・ジャズ・ベース”と同じ音が出るようにと注文を出し、同ベースの1960年製のボディと1962年製のネックを再現した設計に、手巻きの特注ピックアップを搭載。ゴージャスな見た目とは裏腹に、芳醇なヴィンテージサウンドを奏でられる1本に仕上がっているという。

 このベースが、フェス出演のきっかけになったのも興味深い。製作中の様子がテレビ番組『遠くへ行きたい』で取り上げられた際、その放送を見た帝国ホテルが発行する雑誌『インペリアル』の編集者が関心を寄せ、誌面で特集。さらに、その編集者の関係者が中村出演の刑事ドラマのプロデューサーだったという縁も重なり、「このベースで『インペリアル ジャズ』に出たら最高ですね」という一言がきっかけで、出演の話が急展開。最終的にはフェスのプロデューサー・スインギー奥田氏のもとに打診が届き、正式に出演が決定したという。

 『インペリアル ジャズ 2025』は、8月9日に大阪、11日と12日に東京で開催(11日は前夜祭)。中村は3日間とも、このゼマイティス製のベースで登場予定だ。

 また、最近手に入れたばかりの逸品として、“藤野1号”というベースも紹介。これは、名リペアマン・藤野実氏が唯一制作したベースで、一時はセッションベーシスト界の重鎮・高水健司がレコーディングやツアーで使用していたという。長年のラブコールを経て、ようやく譲り受けたこのベースは、中村が出演するドラマ『特捜9 final season』(毎週水曜 後9:00)の6月11日放送回にも登場する予定。自作曲「絆」を演奏するシーンで使用されるというので、こちらも注目だ。

 最後に中村は、「これからもどんどん音楽活動を続けていきたい」と力強く語った。

【インペリアル ジャズ 2025】
■大阪公演 出演予定者(8月9日 帝国ホテル 大阪)
中村梅雀(スペシャルゲスト)、和央ようか、寺井尚子、ぼんちおさむ、西村由紀江、Meri、市岡裕子、朱夏洋子、石田美智代、宅間善之、藤井貞泰、小沼ようすけ、菅井信行、松岡“matzz”高廣、小山太郎、ハクエイ・キム、佐々木研太、二宮聡、スインギー奥田&ザ・ブルースカイオーケストラ ほか

■東京公演 出演予定者(8月12日 帝国ホテル 東京)
中村梅雀(スペシャルゲスト)、原信夫とシャープス&フラッツ、山喜雄とデキシーセインツ、山下洋輔、阿川泰子、和央ようか、マリーン、Meri、寺井尚子、西村由紀江、高木里代子、小沢咲希、ハクエイ・キム、野口久和、藤田淳之介、宅間善之、小沼ようすけ、菅井信行、松岡“matzz”高廣、小山太郎、石井ひななた、平田晃一、高橋陸、中村海斗、スインギー奥田&ザ・ブルースカイオーケストラ ほか

■東京前夜祭ディナーショー 出演予定者(8月11日 帝国ホテル 東京)
由紀さおり、森山良子、中村梅雀(スペシャルゲスト)、スインギー奥田&ザ・ブルースカイオーケストラ

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