「初日に到着された金沢駅では、愛子さまのお姿が現れると、ひと目拝見しようと集まった人々から『愛子さま〜!』と歓声が沸き起こっていました。そうした反応は二日目も変わらず、志賀町でも大勢の人々が沿道に集まり、愛子さまも笑顔でお手振りされていました」(皇室担当記者)
5月18日から19日まで2日間の日程で、能登半島地震の復興状況などを視察されるため石川県を訪問された愛子さま。昨年9月に七尾市や志賀町を視察される予定だったが、直前に能登半島を襲った豪雨災害によって取り止めとなっていた。
約8カ月越しに実現した愛子さまの能登ご訪問に、地元も活気に満ちていたようだ。愛子さまとの交流や懇談では、多くの人々が明るい笑顔を見せていた。
愛子さまのご様子は各メディアでも伝えられ、とりわけ注目を集めたのは、愛子さまが地元住民に明かされた“等身大のエピソード”。
19日に志賀町の「道の駅とぎ海街道」を視察され、昨年9月にオープンした仮設商店街で働く店主らを労われた愛子さま。
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食品スーパーの店主はメディアのインタビューに、愛子さまとの会話を明かしていた。愛子さまはスーパーに初めて行かれたそうで、「とても珍しくて新鮮」「目移りしますね」と感想を述べられたという。
また、たこ焼き店の主人は「たこ焼きは作られますか?」と、愛子さまに質問したことを振り返っていた。愛子さまはその問いかけに、「友達とたこ焼きパーティーをしたり、楽しい思い出もあります」とお答えになったという。
愛子さまはたこ焼き店の主人の話に耳を傾け、何度も頷かれながら丁寧にお話しされていた。愛子さまがたこ焼きをひっくり返す仕草を見せられる場面もあり、和やかな雰囲気が伝わってきた。
たこ焼き店の主人・松本光一さんは、愛子さまと懇談されたときのエピソードを家族にも嬉しそうに語っていたという。松本さんの妻・久視子さんは本誌の取材に「夫はニコニコしながら、愛子さまとの会話の内容を話してくれました」と明かし、「私も、愛子さまが楽しそうにご友人たちとたこ焼きを召し上がっているご様子を想像することができ、すごく嬉しく感じました」と感激していた。
さらに、愛子さまがご自身のプライベートなエピソードを語られるとは思っていなかったといい、久視子さんは「とても嬉しく、幸せに思いました」とコメント。震災によって車中泊をしていた時期もあり、現在も再建が思うように進まないこともあるが、そうしたなかでの愛子さまのご訪問は「すごく元気が出ましたし、“よし、頑張ろう”という気持ちになりました」と明るい声で話していた。
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愛子さまが披露された“たこ焼きパーティー”のエピソードに、SNS上でも親近感を抱いたという人が続出。Xやネットニュースのコメント欄では、驚く声や感激する声が上がっていた。なかには愛子さまの地元住民への真摯な寄り添われ方から、陛下を想起するとの声も。
《愛子さま……お友達とたこ焼きパーティした事もあるんだ そういう年相応な所が推せるわ………ってどこでやったん!? やっぱり皇居なんか!?》
《友達とたこ焼きパーティー 具体的なエピソードを交えて話されるのが良い!陛下と同じだー!!》
《自然体で寄り添って下さるからどんな相手も皆笑顔になってる。敬宮愛子内親王殿下は敬愛出来るお方ですね。素敵です》
“たこ焼きパーティー”のような等身大のエピソードを披露された愛子さまだが、被災地でのボランティアに対する関心の高さをお見せになる場面もあった。
それは愛子さまが18日に、被災地で活動を続ける金沢大学の学生ボランティアと交流された際のこと。愛子さまは「災害廃棄物の分別はどんな風にされていますか?」「私も仕事でボランティアに携わっていますが、どういう仕組みがあれば(ボランティアが)しやすくなると感じますか?」などと、専門性の高いご質問をされていたという。
「愛子さまは能登地震の被災地をご視察に先立って、とりわけボランティアの受け入れ状況や活動に高い関心を寄せられていました。事前にお勤め先の日本赤十字社を通じて情報を集めるなど、かなり熱心に被災地の現状に関する資料を読み込まれていたそうです。
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実は、学生たちとの懇談は昨年のご予定にはなく、愛子さまの強いご希望で実現したと聞いています。愛子さまと懇談した学生ボランティアも、愛子さまが実務的なご質問をされるお姿に、『すごく熱意のようなものを感じました』と感激していました。
また、被災地で暮らす人々との交流では、愛子さまは被災時の辛い記憶を思い起こしてしまうような話題はなるべく避けられていたようです。それよりも“災害でつながった絆が生まれています”などと、前向きなお言葉をかけられていました。そうしたお気遣いのなさりようからも、“災害によって傷ついた人々に寄り添いたい”というお気持ちで臨まれていたとお見受けしています」(前出・皇室担当記者)
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