【現場レポ】万博「ユスリカ」大量発生、大屋根リング下の現状 吉村知事は「やれることを全てやりたい」

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2025年05月21日 22:08  ORICON NEWS

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大阪・関西万博 (C)ORICON NewS inc.
 「ユスリカ」という虫が大量発生していると話題になっている大阪・関西万博会場。ORICON NEWS記者も21日にイベントの取材で会場を訪れた。はたして、どれほど大量発生していたのか、現場のレポートで伝える。

【写真】シャインハット前の建物にびっちりと張り付いたユスリカ

 ユスリカは昆虫綱ハエ目ユスリカ科に属するハエの仲間。血を吸う蚊に似ているが、吸血はしない。水中や湿った土中で卵から幼虫になる。成虫は、池の近くや川沿いで、柱状に飛んでいるところが見かけられる。

 そのユスリカが万博会場内で大量発生し、大屋根リングの上を飛び回り、柱にところ狭しと密集している写真がSNSで投稿され話題となった。吉村洋文・大阪府知事は21日、「アース製薬に協力を要請した」という内容の記事を引用する形で、自身のXで「『ユスリカ』は蚊のように吸血しませんが、多く発生しており、専門的知見のもとで対応を尽くします。どこまでできるかの問題はありますが、やれることを全てやりたいと思います」とコメントした。

 記者が万博会場に訪れたのは21日の正午ごろ。そこから大屋根リングの下を一周してみた。発生しやすい時間帯があるのか、一見して大量発生している柱はなく、リング下で食事をしている人々に対して影響がある様子はなかった。

 見かけたのは、東ゲートからほど近い、日本館やシャインハット前の柱。そこには確かにユスリカがとまっていた。また、シャインハット前の事務所のような建物には群がる様子が見られた。ユスリカが発生している事実は確認できた。一方、その事実に気付いている一般来場者はほとんどおらず、昼食を邪魔するほどの存在にはなっていないのかもしれない。

 しかし、別件の取材を終えた午後2時過ぎ。シャインハット前のベンチで作業をしていると、パソコンの画面に次々とユスリカが降ってくる。近くにいた学生は「うわ、虫!?」と悲鳴をあげ、早々とその場を去っていった。

 吸血しないというが、不快感は避けられなさそうだ。また種類は違えど、蚊もユスリカと同じように水に卵を産み付ける。これから夏にかけて、大量発生するのが、ユスリカだけなら良いのだが…。

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