ロッテ・澤田圭佑、スライダーに好感触「自信を持って投げていこう」。スプリットも「ここから抑えていったら、自信もつく」

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2025年05月22日 09:24  ベースボールキング

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ロッテ・澤田圭佑(撮影=岩下雄太)※2024年10月8日撮影
 ロッテの澤田圭佑は、スライダーにかなり手応えを掴んでいる。



 澤田は昨年10月31日の取材で、「シーズン終盤にスライダーを横の大きいやつに変えて、それが今結構いい感じになってきています。スライダーは今ジョニーさん(黒木知宏投手コーチ)にフォームからこういうイメージというのを教えてもらって、そのフォームでスライダーを投げると結構曲がり始めた。曲げるイメージは西野さん、唐川さんにちょっと教えてもらって、フォームをジョニーコーチに教えてもらって、今こんな感じかなというのが出てき始めて、ちょっと面白くなってきています」と話し、1月23日の取材で「今も引き続き投げています。変化球のメインになってくるかもしれないですね」と、今季変化球の中で軸になる可能性があると語っていた。



 シーズン開幕してから4月18日のヤクルト二軍戦、6−2の9回二死走者なしで矢野泰二郎に対して1ボール1ストライクから空振りを奪ったスライダーは126キロを計測し、4月26日のDeNA二軍戦では1−4の8回先頭の知野直人に対し2ボール1ストライクから投じた4球目の外角のスライダーは131キロと、スライダーで球速差を出しているように感じたが、澤田本人に確認すると「差は自分の中では出していないですね」とのこと。



 一軍に上がってからは、今季初登板となった5月14日の楽天戦、0−4の7回一死走者なしで浅村栄斗を2ボール2ストライクから見逃し三振に仕留めた7球目の外角131キロのスライダーが非常に良かった。澤田も「浅村さんが三振しているくらいなので、結構自信を持って投げていこうかなと思っています」と好感触。



 気になったのは、5月4日のヤクルト二軍戦、5−3の6回一死走者なしで川端慎吾を1ストライクから空振りを奪った2球目の縦気味に落ちる135キロの変化球、5月11日のDeNA二軍戦、7−0の9回二死一塁で武田陸玖に1ボール2ストライクから投じた5球目の空振り三振を奪った137キロの縦気味に落ちる変化球。フォークのように見えるが、澤田の落ちる変化球のスピードといえばスプリットチェンジ、フォークが125キロ前後、チェンジアップは110キロ台、そうなると昨年の秋からスライダーにこだわって取り組んでいたこともあり、腕の振りによってスライダーが縦気味に落ちているのだろうかーー。本人に確認すると、「スプリットっすね」と教えてくれた。



 なぜ、スプリットの球速を上げたのだろうかーー。



 「普通に速くしようと思って速くしました」。



 速くしたスプリットは、「まだ何球かしか投げていないので、ここから抑えていったら、自信もつくし一軍のバッターの反応を見て決めようかな、決め球になり得る球はスプリットとスライダーになりそうな感じはしますね」と、決め球で投げていこうという考えを持っている。



 ストレートに関しても、ここ最近の登板で150キロを超えるボールが増えてきており、かなり力強さが出ているが、本人も「ストレートもいいと思います」とニヤリ。



 昨年は吉井理人監督から“BEST”より“GOOD”くらいの方がいいという助言をもらい実践してきたが、今季も「去年より感覚が上がっていると思うので、夏以降もっと上がりそうなイメージもあるし、今は今でいい感じかなと思います」と話す。



 「勝っている試合で投げられるように目の前の1試合を頑張ります」。リリーフ陣は若い選手の働きが目立っているが、実績のある30代の選手の活躍も必要。日々“進化”を続ける澤田圭佑がブルペンを支える存在になれば、非常に心強くなる。



取材・文=岩下雄太

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  • 日々“進化”を続ける澤田圭佑→大いに疑問だな。チームは相変わらず最下位だが、都合が悪い事には触れないな。誤魔化したって無駄だ。嫌なら記事書くな。
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