画像提供:マイナビニュースバンダイは、「たまごっち」の新シリーズ『Tamagotchi Paradise(たまごっちパラダイス)』を2025年7月12日より全国で発売することを発表しました。
都内で行われた新作発表会では、『Tamagotchi Paradise』特別研究員に就任した原宿系クリエイターしなこさんと竹下☆ぱらだいすさん、そして特別MCとしてお笑い芸人の陣内智則さんがゲストとして登壇しました。
○初の“ズーム機能”を搭載した新シリーズ『Tamagotchi Paradise』
1996年に発売され累計出荷数9,810万個(2025年3月時点)を突破した「たまごっち」。現在では、子供時代に夢中になって遊んだ人々が親になり、α世代の子供と親子から、さらには国境を越えて世界中の人々から愛される存在となりました。
来年2026年に30周年を迎える「たまごっち」の新シリーズとして誕生した『Tamagotchi Paradise』について、VTRで登場した同社チーフたまごっちオフィサーの辻太郎氏は、世界中の子供たちに“世話のやけるよろこび”を届けるべく、本気で取り組んだ商品と話します。
「2023年夏に企画をスタートし、商品企画に1年、それを形にする設計開発に1年と丸2年を費やした。商品コンセプトを考えるにあたって、色々な生き物が色々な自然の中で暮らし、お互いが繋がっている“生物多様性”をヒントに、より生き物らしい多種多様なたまごっちが育てられる仕組みや、たまごっちの原作設定である宇宙やラボに立ち返る方向性は、早い段階で定まった。ただ、たまごっちの進化を見せるにあたり、+αで驚きのある仕掛けが欲しく、そのギミックを考え出すのに苦労した」と当時を振り返り、試行錯誤の上、ズームダイヤルの採用に至ったと話します。
「おもちゃとしてのギミック面、ズームダイヤルで拡大縮小するという新しい遊び方、“パラダイス”というたまごっちらしいポジティブで賑やかな単語を商品名に加え、『Tamagotchi Paradise』が誕生した」と誕生秘話を明かしました。
『Tamagotchi Paradise』はこれまでの3つボタンに加え、ズームダイヤルを新たに搭載。デバイスの右上についたダイヤルを回すことで全4段階に切り替えることができ、宇宙レベルから細胞レベルまでお世話が可能になりました。
最もマクロな「たまうちゅー」では、“にゅーたまごっち星”が生まれるところからスタート。名前をつけたりデコレーションをして育てていくことがミッションになるのだそう。
ズームをすると「たまフィールド」に。ここでは遊具を設置して、育てたたまごっちたちが遊ぶ様子を観察できます。
さらにズームをすると三段階目の「たまごっち」に切り替わり、現在育成中のたまごっちにフォーカスをして世話をすることができます。再びダイヤルを回すと、たまごっちの口の中に入り、最もミクロな「たまさいぼー」へ。ここでは、たまごっちが病気になったら病原菌を退治したりとこれまで以上に幅広いお世話遊びを楽しめるようになりました。
このズームダイヤルについて、しなこさんは「新しいですよね。これまでのたまごっちでダイヤルがついているものはなかったですし、たまごっちの細胞にまで入ってお世話するっていうのもこれまでになくてすごくワクワクします。しかも星まで可愛く出来れるっていうのも楽しみですね」と大興奮でした。
○出会えるたまごっちは50,000種以上に!?
『Tamagotchi Paradise』では、環境やお世話の仕方によって育つたまごっちが変わっていくのも特徴の1つ。りく、みず、そらと環境の異なる3つのフィールドごとに種族が存在し、12種族50以上ものたまごっちに成長します。ちなみに購入する商品によって、どのフィールドから育成をスタートすることができるのかが変わってくるのだそう。
さらに、ブリードして遺伝することによって50,000通り以上の多種多様な姿へと成長していきます。
○デバイスをドッキングして“ツーしん”も
デバイス上部のカバーを外して『Tamagotchi Paradise』同士をドッキングすることで他のたまごっちと“ツーしん”して遊ぶこともできます。アイテムを交換する遊びなどこれまでの“ツーしん”機能はそのままに、『Tamagotchi Paradise』ではより生き物らしい“ツーしん”遊びを楽しむこともできるのだそう。
たまごっち同士の相性が良いと、お互いに惹かれ合ってブリードをし、新たなたまごっちの命が誕生。相性が悪いとケンカをしてしまい、ケガをしてしまうことも……。
さらには食べられてしまうという予想外のケースも。“ツーしん”の前にはお腹いっぱいにさせておくのがポイントなのだそうです(笑)。
店頭では、大きなたまごっち「Lab Tama(ラボたま)」が設置され、『Tamagotchi Paradise』と“ツーしん”することで、限定のアイテムを手に入れたり、ミニゲームで遊んだりすることができます。
たまごっちを持っていなくても、「Lab Tama」だけで遊ぶこともできるので、気になる人は設置している店舗を公式サイトでチェックしてみてくださいね。
新シリーズ『Tamagotchi Paradise』の魅力に浸ったしなこさんは「私自身、たまごっちを10個以上持ってるほど大好きなので、このように一緒に“たまごっちラボ”の特別研究員としていっぱい知ることができて嬉しかったですし、これからもいっぱい遊ぶのが楽しみです」とたまごっち愛と共に喜びを語りました。
竹下☆ぱらだいすのあぃりDXさんは「新しいことがいっぱいできるので、もう早く遊びたくてワクワクしてます」と、続いてしんぢくんさんは「『Tamagotchi Paradise』のことをたくさん知れて、もううれしんぢ」と笑いを誘いました。
最後に竹下☆ぱらだいすのだーごさんは「小さい時からもずっと遊んでるたまごっちなのですが、今回は名前が『Tamagotchi Paradise』とパラダイス繋がりですごく運命を感じてて。この発売日が楽しみで、だーごもぜひ遊びたいと思います」と締めくくりました。
『Tamagotchi Paradise』は、国内では7月12日より全国の玩具店、百貨店・家電量販店の玩具売場、オンラインショップ、たまごっち公式ショップなどにて販売を開始し、海外でも順次販売を開始します。これまでにない機能を搭載した新たまごっちを、ぜひこの機会に触れてみてはいかがでしょうか?
吉川夏澄 よしかわかすみ アパレル、スポーツジムのインストラクターをなどを経験し、現在はOLライターとしても活動中。ファッションをはじめ、コスメ、スキューバダイビング、美食、辛いもの……など幅広い興味を記事として投稿中。 instagram : kassunne67 この著者の記事一覧はこちら(吉川夏澄)