COMPUTEX TAIPEI 2025で、GIGABYTEはVIPルームと南港展示場ホール1に出展していた。2024年に引き続き注目を集めるAI関連製品の他に、自作PCユーザー向けにも注目の新製品が展示されていたので紹介しよう。
●電源ケーブルが見当たらない「AORUS GeForce RTX 5090 STEALTH ICE 32G」
まずはグラフィックスカードの「AORUS GeForce RTX 5090 STEALTH ICE 32G」だ。見た目も美しい最上位製品だが、本来であれば本体中央付近に目立つ電源ケーブルが見当たらない。
製品名でステルスを名乗っている通り、これは電源コネクターの位置を変えることで目立ちにくくしている。夏ごろに登場予定ということだが、もっと手軽な下位モデルの製品にも、同様のデザインが採用されることを期待したい。
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既に発表済みではあるが、同ステルスシリーズのマザーボード最新作「X870 AORUS STEALTH ICE」と「B850 AORUS STEALTH ICE」も展示されていた
通常は表にある電源コネクターなどを、全て背面側にした見た目重視のマザーボードとなっている。対応ケースが必要になるが、表からの見た目がスッキリする上に、裏面にコネクターが来ることによって接続がしやすく、より組み立てが楽になるのもポイントだ。
その他にも5月20日に発売されたロープロファイルで4画面出力対応の「GeForce RTX 5060 OC Low Profile 8G」や、2スロットで3連ファンの「AORUS GeForce RTX 5060 ELITE 8G」が展示されていた。
マザーボードでは、CPUのパフォーマンスを引き出すX3D Turbo Mode 2テクノロジーに対応した「X870E AORUS MASTER X3D ICE」を展示していた。パフォーマンスだけでなく組み立てのしやすさもさらに向上し、PCI-Expressスロットの着脱、PCI-Express直下のM.2ヒートシンクが着脱しやすいボタンを装備している。ヒートシンクには磁石が取り付けられているので位置も調整しやすい。また、USBポートの数が多いことにも注目だ。
X3Dシリーズは、他にもAORUS PROシリーズ、AORUS ELITEシリーズがラインアップにある。
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他にもキャラクターデザインの入ったB850チップセット搭載のMicroATXマザーボード「B850M AORUS ELTE WIFI7 ICE-P」や、CAMM2メモリーを採用したオーバークロッカー向け「Z890 AORUS TACHYON ICE C2」も展示されていた。これらは年内にリリース予定とのこと。
●外付けGPU「AORUS RTX 5090 AI BOX」
Thunderbolt 5に対応したGeForce RTX 5090搭載のeGPUボックス「AORUS RTX 5090 AI BOX」も実機が展示されていた。従来の製品名は「GAMING BOX」だったが、本製品では「AI BOX」となっている。
接続もThunderbolt 5に対応したことで、GPU本来の性能を出せるようになった。ノートPCにもThunderbolt 5に対応したモデルが増えており、CPU内蔵グラフィックしかないノートPCでも、パワフルにAI生成やゲームプレイが実現しそうだ。
●Google TVに対応したゲーミングモニター「M27QS」
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「M27QS」はスマートTVとゲーミングモニターを合体させたような製品だ。こうしたスマートTVはリフレッシュレートが60Hzにとどまるモデルも多いが、本製品は180Hzに対応しているため、本格的なゲームプレイにも適している。
台座部分は薄くコンパクトで、キーボード斜め置きにも邪魔にならない。リモコンも付属している。発売は秋ごろを予定している。
●キーボードと冷却にこだわったゲーミングノートPC「GAMING A16 PRO」
16型ディスプレイ(2560×1600ピクセル)を搭載したゲーミングノートPC「GAMING A16 PRO」は、プロセッサにIntel Core 7 240H、GPUには「GeForce RTX 5080 Laptop」を採用している。
キートップにわずかな窪みを設けて入力しやすくした「Golden Curveキーボード」や、冷却機構の「WINDFORCE INFINITY EX」は上位モデルと同様ながら、ディスプレイやプロセッサの性能を落としてコストを抑えているという。
●iRAMの復活? サーバ用途のメモリー増設キット「AI TOP CXL R5X4」
詳細については聞けなかったが、AIコーナーに展示されていたマシンの前に置かれた謎のカード「AI TOP CXL R5X4」に目が行った。
大昔にメモリーをストレージとして使うiRAMをほうふつとさせる見た目の製品だが、残念ながらストレージとしての用途ではなく、主にAI用途向けとしてメモリの拡張に使う製品とのこと。動作デモも行っており、個人用途ではないとはいえロマンがある製品に見えた。
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