本命グラボ!? 発表ホヤホヤの「Radeon RX 9060 XT」やベアボーンの新型「DESKMINI」をASRockブースを見た
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2025年05月22日 21:51 ITmedia PC USER
AMDが5月21日に発表したミドルレンジGPU「Radeon RX 9060 XT」を搭載したグラフィックスカードが、COMPUTEX TAIPEI 2025のASRockブースに早速展示されていた。
会場で見掛けたのは、ホワイトカラーの「STEEL LEGEND」シリーズと、ファンを2基搭載してサイズを抑えた「CHALLENGER」シリーズだ。それぞれメモリーは16GB／8GBを投入予定だという。上位モデルの「Radeon RX 9070XT」も大人気だが、価格が10万を切ると予想されるRadeon RX 9060 XTを待っていたユーザーも多いはずだ。
肝心の価格については「期待してください」（ASRockブース担当者）とのこと。AMDの発表では16GBモデルの市場想定価格は$349（約5万円）と見られ、オーバークロックや独自の冷却機構などが備わることで多少は高くなるかもしれないが、このプライスでメモリーも16GBというのは魅力的だろう。
同時に発表されたワークステーション用GPU「Radeon AI PRO R9700」を採用したモデルも展示していた。同GPUを4枚挿したデモ機も稼働していた。こちらは法人向けであるため、一般売りされるかは未定だ。
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●AMDマザーボードでも世界記録を目指す「X870E TAICHI OCF」
Intel向けには既に「Z890 TAICHI OCF」を投入し、オーバークロックの世界記録を出しているが、そのAMD向けモデルも着実に準備が進んでおり、「AMDでも記録を取りに行きます」とASRockの原口氏は話す。最近のハイクロックメモリーや常にCPUをオーバークロックさせて動かす人にもオススメで、細かい調整が完了次第、発売する予定とのこと。
●日本のユーザーの声を反映させたという2モデル
原口氏が「日本のユーザーの声を届けて反映させた」と説明するのが、「X870 TAICHI CREATOR」だ。これはクリエイター向けの製品として、安定した電源供給ができるULTRA USB POWER対応のUSBポート（10Gbps）を4基搭載している。
複数台の外付けSSDを接続しても、電力不足で切断される配がないという。またNASに接続することも考慮して、有線LANはを5GBASE-T（5GbE）と10GBASE-T（10GbE）の計2ポートを用意している。動画や写真などの大量のデータの移動も高速に行える。そしてマザーボードが光らないというのもポイントだ。
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同じく日本の声を届けて実現した「X870 LIVEMIXER WIFI」は、既に発売済みとなるB850チップセットモデルの上位製品で、既に23ポートも搭載されていたUSBポートが、さらに2基のUSB4を追加して計25ポートになった。
●人気の電源「STEEL LEGEND」シリーズに1200Wが登場
2024年にASRockが電源を投入して話題となったが、その中でも人気のSTEEL LEGENDシリーズに、新たに1200Wモデルが追加された。上位のPhantom Gamingシリーズは巨大な1300Wモデルしか選択肢がない嘆いていたユーザーには朗報だろう。ホワイトとブラックの2色が用意されている。
●温度センサー付き12V-2x6ケーブルにL字コネクターモデル
こちらは既に電源を買ったユーザー向けのオプションとして単品販売を予定しているL字コネクターの電源ケーブルだ。L字にすることによって、ケーブルのラウンド分幅を抑えられる、向きは上向きとなっている。サンプルのためロゴの向きは調整される予定だ。
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●小型PC向けベアボーン「DESKMINI」「DESKMEET」もパワーアップ
コンパクトで人気のベアボーン「DESKMINI X600」にUSB4を追加した「DESKMINI X600/USB4」と、Thunderbolt 4ポートがある「DESKMINI B860」も展示されていた。
コンパクトだと拡張性が不足してしまう部分を、それぞれUSB4とThunderbolt 4で補えるようになる。またグラフィックスカードが搭載できる「DESKMEET」にCore Ultra対応の「DESKMEET B860I WIFI」が追加され、従来はオプションだったワイヤレス機能も今回から標準搭載になる。
●リフレッシュレート520HzのIPSパネル搭載ゲーミングディスプレイ
「PG27FFX2A」は、IPSパネルでリフレッシュレートが520Hzと高速な27型（1920×1080ピクセル）のゲーミングディスプレイだ。日本ではASRockブランドのディスプレイは市場に投入されていないが、その理由はスタンド部分にWi-Fiのアンテナを延長する機構が備わっているため、電波法など法規制の影響を受けてしまうためだ。これを省略したスタンドを用意でき次第、日本でも販売したいという。
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