
みんなと一緒に働いていたはずが、自分だけ隔離されてしまい――。投稿を寄せた40代女性は、「たらこ」の加工会社で働いていたときにそんな目に遭い、退職したそう。
「その会社は衛生面がエグいくらいとても厳しくて、社員さんたちは常に『菌が出る』とうるさくて衛生面の厳しさに辟易していました」
と当時を振り返った。(文:西荻西子)
案内された部屋には、よく怒られているパートの先輩がいて……
もっとも、衛生管理が厳しいのはいいことである。そんな職場で、女性はたらこの筋や寄生虫を取り除く作業をしていた。長いテーブルの横に並んで作業をするのだが、「私はどうもそのチマチマした作業が眠気がきてしまうのでした」と回想する。
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「立っての作業で眠くなってフラッとしてしまうのを意地の悪いお局パートさんが見逃すわけなく、社員に報告され……」
ついに社員に呼び出され、眠くなる理由を聞かれた女性は、しっかり睡眠はとっているが、薬の副作用で眠くなってしまう、と伝えた。すると、以降はプラスチックのバットを洗う洗浄業務に異動になった。少しでも体を動かす作業のほうが眠気が覚めるのではないか、という配慮だろうか。
ただ繁忙期になると、たらこの付着物を取る作業を再び任された。ところが、元の作業場とは別の部屋に案内され、そこにはよく社員から怒られているパートの先輩がいた。どうしてこの先輩だけ1人でここにいるのか教えられないまま、「2人でチマチマ作業をすることが増えました」という。
「2人で黙々と作業しながら『◯◯さん、これって追い出し部屋みたいですね』と言うと、シッと『それは絶対言っちゃいけないよ』と言われて重い気持ちで仕事をしました」
パートの先輩も同じ気持ちだったのだろうか。
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そんなある日、“エグいくらい衛生面が厳しい”という現場で菌が検出された。普段から怒鳴ることもあったという社員は、パートたちの手を止めさせて厳しく叱責。「説教が終わるとまた追い出し部屋みたいなところで作業してました」という。
「辞めて8年くらい経ちますが、二度と戻りたくない職場ワースト1位です」
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