『ミッション:インポッシブル』の歴代ヒロインたちの現在 いまだ衰えぬ美しさに驚き

1

2025年05月23日 08:10  クランクイン!

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

クランクイン!

クレアやナイア…『ミッション:インポッシブル』の歴代ヒロインたちの現在 (C)AFLO
 最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が本日ついに日米同時公開となる。『金曜ロードショー』(日本テレビ系)ではこれを記念し、先週から「ミッション:インポッシブル」シリーズを3週連続本編ノーカットにて放送中だ。本作は、往年のテレビドラマシリーズ『スパイ大作戦』を基に、諜報組織IMFに所属するイーサン・ハント(トム・クルーズ)の活躍を描いた作品。今回は、1996年に公開された第1弾から2023年公開の第7弾『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』まで、各作品でイーサンと対峙したヒロインたちにフォーカスしてみる。

【写真】『ミッション:インポッシブル』歴代ヒロインたちのビフォーアフター 相変わらずの美しさ!

■1作目『ミッション:インポッシブル』(1996)エマニュエル・ベアール

 アメリカの極秘諜報部隊 IMF(Impossible Missions Force、不可能作戦部隊)。ベテラン諜報員ジム・フェルプス率いるチームがプラハで任務に就いていたものの、何者かの裏切りにより作戦が失敗し、チームは壊滅状態に。裏切り者の汚名を着せられたイーサンが、もう1人生き残ったクレアと新チームを結成し、真犯人を求めて厳重警備のCIA本部に潜入を試みる…。

 ジムの妻で、イーサンと共に真相を追うクレアを演じたのは、フランス出身で、『美しき諍い女』(1991)で日本でも注目を集めたエマニュエル・べアール。本作の後、『8人の女たち』(2002)でベルリン国際映画祭銀熊賞を獲得。2023年には『午前4時にパリの夜は明ける』が日本で公開されるなど、40年以上のキャリアを誇る今も活躍し、この後も主演映画『Les Immortelles(原題)』の公開を控える。

■2作目『M:I-2』(2000)タンディ・ニュートン

 休暇中のイーサンの元に、元IMFのテロリスト、アンブローズが奪った殺人ウイルスとその解毒剤奪還の任務が下る。潜入捜査のためにアンブローズの元恋人で盗みのプロ、ナイアをチームに引き入れるが、イーサンは彼女と恋に落ちてしまい…。

 ナイアを演じたのは、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994)でもトムと共演したイギリス出身のタンディ・ニュートン。本作の後、『クラッシュ』(2004)で英国アカデミー賞助演女優賞、ドラマ『ウエストワールド』でエミー賞助演女優賞を獲得、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)では、黒人女性として初めて「スター・ウォーズ」シリーズの主要な役どころを演じるなど大活躍。MeToo以前から、業界内における性的被害や差別を訴え、活動してきたことでも知られる。この夏に配信されるNetflixの人気ドラマ『ウェンズデー』シーズン2にも出演するので要チェック。

■3作目『M:i:III』(2006)ミシェル・モナハン

 現場を離れて教官となり、看護師ジュリアとの結婚を控え、幸せいっぱいのイーサンの元に、任務中に囚われた元教え子救出の任務が舞い込む。しかしそれは、ジュリアの命をも危険に巻き込む、陰謀の幕開けだった…。

 イーサンが命を懸けて守ろうとするジュリアを演じたのは、スパイ映画『ボーン・スプレマシー』(2004)などに出演するミシェル・モナハン。本作の後も、第4弾『ゴースト・プロトコル』と第6弾『フォールアウト』でジュリアを演じたほか、『ピクセル』(2015)や『パトリオット・デイ』(2016)などに出演。最近では、エミー賞受賞の人気シリーズ『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート』のシーズン3に出演し、注目を集めた。

暗殺者を演じたのはフランスの人気女優!

■4作目『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』(2011)レア・セドゥ

 IMF諜報員が女性暗殺者サビーヌによって殺害され、ファイルを奪われてしまう。事態を収束するためクレムリンに派遣されたイーサンだったが、爆破テロに巻き込まれたうえ、容疑者に。政府の後ろ盾を亡くした彼が、わずかな仲間と共に真相を追求する…。

 サビーヌを演じたのは、フランス出身で、クエンティン・タランティーノ監督作『イングロリアス・バスターズ』(2009)でハリウッドに進出したレア・セドゥ。『アデル、ブルーは熱い色』(2013)で出演女優とし史上初のカンヌ映画祭パルムドールを獲得、ダニエル・クレイグ主演の「007」シリーズでボンドウーマンを務めたほか、ウェス・アンダーソン監督作の常連としても知られる。

■5作目『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)レベッカ・ファーガソン

 IMFが解体され、メンバーに監視が付くなか、各国の元諜報員で構成される悪の組織シンジケートを追っていたイーサンが彼らに囚われてしまう。シンジケートの一員である謎の女性イルサの助けで脱出を果たした彼は、単身捜査に乗り出すが…。

 本シリーズ史上最高にタフなヒロイン、イルサを演じたのは、スウェーデン出身のレベッカ・ファーガソン。シリーズ第6弾と第7弾でもイルサを演じたほか、『グレイテスト・ショーマン』(2017)の歌姫ジェニー・リンド役や、『デューン/砂の惑星』(2021)シリーズで主人公ポールの母親レディ・ジェシカ役でも知られる。またApple TV+の『サイロ』に主演するなどテレビドラマでも活躍。

■6作目『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)ヴァネッサ・カービー

 イーサン率いるIMFチームは盗まれた3つのプルトニウム回収の任務に就くが、横やりが入り、何者かに奪われてしまう。武器仲買人ホワイト・ウィドウの関与を突き止めたイーサンらは、プルトニウムを奪還し世界同時核爆発を防ぐべく、危険な任務に挑む。

 ミステリアスなホワイト・ウィドウを演じたのは、Netflixドラマ『ザ・クラウン』でマーガレット王女を演じ、英国アカデミー賞を獲得したヴァネッサ・カービー。本作で世界的に名を知られ、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)では、ジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウの妹を演じた。『私というパズル』(2020)でヴェネツィア国際映画祭女優賞を獲得し、アカデミー賞に初ノミネート。リドリー・スコット監督の『ナポレオン』(2023)では妻ジョゼフィーヌを演じ、『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(2025年7月日米同時公開予定)でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に参戦するなど、その勢いは留まるところを知らない。

撮影中にトムとロマンスのうわさも…。MCU常連女優!

■7作目『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(2023)ヘイリー・アトウェル

 全人類を脅かす新兵器の存在を知ったイーサンたちIMFチーム。悪の手に渡る前に見つけ出そうと、アブダビの空港で知り合ったスリの達人グレースを巻き込んで、危険な任務に乗り出すが、イーサンの“逃れられない過去”を知るかつての宿敵が目の前に現れる。

 グレースを演じたのは、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)やドラマ『エージェント・カーター』など、MCU作品でペギー・カーターを演じるヘイリー・アトウェル。『シンデレラ』(2015)では主人公エラの母役で出演、最新作『ファイナル・レコニング』にも出演するほか、今年は『パディントン 消えた黄金郷の秘密』も日本公開されたばかり。本作の撮影中にはトムとのロマンスが浮上するも、うわさに過ぎなかった様子。これもシリーズと、ヒロインへ寄せられる期待の高さの表れかもしれない。

(文・寺井多恵)
    ニュース設定