「ギアが1つ上がった」日向坂46・河田陽菜&宮地すみれが語る、“新体制”の実感 気になる五期生とのエピソードも

0

2025年05月23日 19:41  クランクイン!

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

クランクイン!

(左から)日向坂46・宮地すみれ、河田陽菜  クランクイン! 写真:松林満美
 新体制となった日向坂46の14thシングル「Love yourself!」を機に、グループは大きな転機を迎えている。一期生が卒業し、二期生としてグループを支える河田陽菜と、四期生として着実に経験を重ねてきた宮地すみれ。異なる期を代表する2人が、全員選抜への思い、一期生卒業後の変化、そして新たに加わった五期生への期待について語ってくれた。なお、取材は富田鈴花の卒業発表前に実施された。

【写真】手をつなぐ河田陽菜&宮地すみれの仲良しショット 撮り下ろし写真(8枚)

■新体制のグループに感じる変化

――河田さんの『日向坂46のほっとひといき!』、宮地さんの『日向坂46宮地すみれのレジェわん!』どちらもいつも楽しみにしています。

河田:ありがとうございます(笑)。

宮地:うれしいです(笑)。

――お2人は、お互いの番組をチェックしたことはありますか?

宮地:あります! 好きなエピソードがあって。「ツインテールが似合う芸能人」っていう記事の話題になったときに、藤嶌果歩がランクインしてたんですけど、そのランキングに河田さんが入ってなかったんです。それを見て、「私も学生の頃ずっとツインテールしてたのに!」って言ってたのが、河田さんらしくて好きで。ずっと伝えたかったんです。

河田:ありがとう。うれしい(笑)。

――今回はそんなお2人に、14thシングル「Love yourself!」や新体制のグループのこと、それぞれの番組についても伺っていきます。まず、表題曲「Love yourself!」を聴いたときの印象から教えてください。

河田:ポップな曲で、二期生から四期生の全員選抜の形になって、その明るい雰囲気をみんなで出せそうだなというのが一番の印象でした。歌詞も「自分を大事にして」っていうメッセージがあって、私たちらしい楽曲になりそうって感じました。

宮地:テーマが“Happy”そのもので、明るさや応援の気持ちもあって、日向坂らしいなって。今回は全員選抜で、新体制をお届けするということで、おひさま(日向坂46ファン)の皆さんにも、新しい私たちをもっと好きになってもらえる曲になっているんじゃないかなと思います。

――今のお話にもありましたが、今作は小坂菜緒さんがセンターを務め、二期生から四期生の全員選抜という形になっていますね。

河田:すごくうれしかったですし、デビューシングルも全員選抜で小坂がセンターだったので、原点に帰ったような気持ちになりました。四期生の中には、これまで歌番組で一緒に活動できていなかったメンバーもいるので、これから一緒にパフォーマンスするのが楽しみです。

宮地:私もうれしかったですし、一期生の先輩方が卒業されたあとのシングルということで、「ここからまたみんなで立ち向かっていくぞ」っていう気持ちも強くなりました。今回は同期で初めて選抜入りした子もいて、それが心強かったです。自分が初めて選抜入りしたときは、緊張感やプレッシャーもあったんですけど、今回は、みんなで手を取り合って頑張っていきたいです。

――一期生の皆さんが卒業されてからしばらく経ちますが、グループの雰囲気に変化を感じることはありますか?

河田:すごくあります。一期生の皆さんがいなくなるのが正直怖かったんですけど、メンバーみんなも同じ気持ちだったと思うんです。例えば、『ひなあい』(日向坂で会いましょう)でも「自分が頑張らなきゃ」っていう気持ちがそれぞれにあって、ギアが1つ上がった感じがしていて。みんな一丸となって頑張っています。

宮地:『ひなあい』でいうと、これまでは「前に出ていいのかな」って迷いがある四期生もいたんですけど、今はみんな積極的で、ちゃんと自分で考えて動いてるんだなって感じます。3チームに分かれて対決する企画(※メンバーの仲を深めよう!ごちゃまぜ絆バトル!)が、一期生さんが卒業してから初めての収録だったんですけど、チームのキャプテンを務めたのが松田好花さん、富田鈴花さん、河田さんで…。

河田:私も、年長3人組のキャプテンに入っちゃって(笑)。

宮地:そこで「変わったんだな」って実感しました。先輩方も引っ張っていてくださっているし、自分たちもしっかりついていきながら、頑張っています。

――たしかに、以前だと河田さんがキャプテンというのは少し意外かもしれませんね。

河田:そうなんです。この1年でたくさんのメンバーが卒業して、急に“年長組の3人”になって、それが怖かったんです。「3番目なんだ、もう…」って、責任を感じちゃって。でもいざなってみたら、このちゃん(松田)も最年長という立場ではあるけど、それをいい意味で気負わずにいてくれて。私も「みんな仲間なんだ」って思えて、楽しく活動できてます。

――さらにグループのキャプテンとしては、三期生の高橋未来虹さんが新キャプテンに就任しました。

河田:未来虹ちゃんは、キャプテンになる前からしっかりしていて、パフォーマンスでも引っ張ってくれていました。本人も不安はあると思いますけど、すでに立派にキャプテンの役割を果たしてくれています。でも、私たち二期生からすると、まだまだかわいい後輩でもあって。キャプテンに就任した『6回目のひな誕祭』のときに「たくさん甘えますね」って言われたから、「いいよ〜」って返して(笑)。先輩後輩というより、友達みたいな感覚で接しているので、無理せず、ありのままでいてほしいです。

――宮地さんは、新キャプテンの高橋さんについてどう感じていますか?

宮地:少し前の話になるんですけど、ひらがなひなた(ひなた坂46)のライブで私が2代目の座長をやらせていただいたときに、未来虹さんがわざわざお休みの日にリハーサルを見に来てくれて、アドバイスやメモもくださって、本当に心強かったんです。当時は副キャプテンでしたけど、すでにすごく頼れる存在でしたし、今も見えないところでたくさん努力されていて、後輩のことも気にかけてくれる、大好きな先輩です。

※高橋未来虹の高は正式には「はしごだか」

■気になる五期生メンバーは?


――お話を聞いてきたように、グループは新体制になりましたが、河田さんは二期生として、宮地さんは四期生として、それぞれどんな存在になりたいと考えていますか?

河田:一期生の皆さんがそうだったように、背中で見せられる存在でありたいです。私はちょっとヘラヘラ担当みたいなところもあるんですけど(笑)、威厳があるタイプの先輩がいてくれるのって、グループにとって大事だと思うんです。そういう面も意識しながら、みんなで支え合っていきたいです。

――威厳のあるタイプというと、誰でしょう?

河田:やっぱり、小坂先生。

宮地:先生(笑)。

河田:小坂さんは遠くにいるだけでもオーラがあるというか。話すと優しいんですけど、いるだけで空気が引き締まる存在なんです。

――四期生の宮地さんは、五期生が加入して、先輩という立場になりますね。

宮地:新しく入った五期生にとって、一番話しやすいのは私たち四期生だと思うので、まずは私たちに心を開いてもらって「ここにいるのが楽しい」と感じてもらえるような存在になりたいです。5月にはライブも控えているので、一人ひとりの魅力や個性を知って、チームワークを高めていきたいと思います。

――そんな五期生として、10名の新メンバーが加入しましたが、現時点で気になるメンバーはいますか?

河田:全員気になりますけど、鶴崎仁香ちゃんは五期生全体のあいさつのときに代表で話すことが多くて、しっかりしてるなって。話してみてもすごくしっかりした子だったので、これからくだけた一面も見られたらいいなって、楽しみにしてます。

――ちなみに、大田美月さんは、河田さんのことが“推しメン”だそうですね。

河田:そうなんです。(正源司)陽子と私のことを好きって言ってくれてて。『6回目のひな誕祭』のあとに「一緒に写真撮りましょう」って声をかけてくれて、そのあとに「1人の写真もいいですか」って、私のソロ写真も撮ってました(笑)。かわいい後輩です。

――ソロ写真も撮られるとは、さすが“推しメン”ですね。宮地さんの気になるメンバーは?

宮地:坂井新奈ちゃんです。最年少なんですけど、最初に話しかけてきてくれたのが新奈ちゃんで、「すみれさんのこと気になってました」って言ってくれて、うれしかったです。

新奈ちゃんとは「2人は似てる」って周りのスタッフさんから言われることも多くて。妹ができたみたいな感覚で、話してても面白い子で積極性もあるので、これからいろんな一面が出てくるんだろうなって、気になってます。

――お2人の気になるメンバーを伺いましたが、実は宮地さんには、お聞きしたいことがあって…。

宮地:えっ、なんだろう? ドキドキ…!

河田:(笑)。

――『ひなあい』で大野愛実さんから「宮地さんはあざといキャラだけど、楽屋ではクール」と明かされるという“まなみん砲”を受けていましたが、これに対して宮地さんからコメントを…。

宮地:恥ずかしい(笑)。日向坂の楽屋はいつもにぎやかなんですけど、その中では、たしかに静かな方かもしれないです。お弁当も1人で食べちゃうこととかも多くて。そういうのを見て、びっくりさせちゃったのかもしれません。でも、クールって言っても、しゃべってないっていうだけなので、1人の時間も意外と好きなんだなって思ってもらえたらうれしいです(笑)。

――そういうことだったんですね(笑)。ちなみに、お2人が加入した当初を振り返ると、どんな感じでしたか?

宮地:私は16歳で加入したんですけど、右も左も分からなくて。課題や合宿もあって、「これもやらなきゃ」「あれも覚えなきゃ」ってずっと焦ってた記憶があります。宣材写真やMV撮影もすぐに始まって、お披露目もあっという間で。学校に行っても周りの反応が変わったりして、「世界が一気に変わった」って実感しました。

人前に立つのも慣れてなくて、緊張しいだし、考えすぎちゃう性格だったので、毎日落ち込んではマネージャーさんに相談して泣いて…っていう日々が続いていました。でも、今の五期生は自己プロデュースが上手で、ブログや番組の自己紹介を見てても、自分の見せ方がうまいなって。そこは私たちのときと違うなって思いながら、頼もしく見ています。

河田:最近の新しく入ってくる子たちは、積極的に話しかけに来てくれる印象があるんですけど、私たちの頃は、なかなか自分からは行けなくて。私は本当に、ナヨナヨしてました。でも、そんな私のことも先輩たちはかわいがってくださって、先輩と会える日が毎回楽しみだったのを覚えています。二期生だけの活動ももちろん楽しかったんですけど、先輩と一緒に振り入れしたりする時間は、緊張もあるけどワクワクしてました。

――五期生はまもなく「おもてなし会」も控えていますが、河田さんはファンの前に初登場したときには、苦手なにんじんを食べたんですよね。

河田:にんじん(笑)。特技がなさすぎて何をしようか悩んでたんです。マネージャーさんと話してて、「じゃあ苦手なにんじん食べてみる?」ってなって、食べたんですけど…。今の五期生には見せられないです。みんな多才すぎて、にんじん食べて登場なんて恥ずかしくて言えません(笑)。

■河田が宮地に“食レポ”アドバイス


――話題は変わりまして、お2人が担当されている番組についてもお聞きしたいと思います。河田さんの『日向坂46のほっとひといき!』には、高橋未来虹さんと山下葉留花さんが新たに加わり、こちらも新体制となりましたね。

河田:そうなんです。最近、山下と2人で初めて収録したんですけど、すごく楽しかったです。1人でやっているときにはなかったような掛け合いができたり、2人でやるからこそ生まれる面白さがあって。今回は山下とでしたけど、未来虹ちゃんとだったらどんな感じになるんだろうって。ムチャぶりも多い番組なので、未来虹ちゃんがどう応えてくれるのか楽しみにしてます。

――河田さんが番組に加わって、3年目になりますが、番組は自分にとってどんな存在になっていますか?

河田:本当に「ホーム」っていう感覚です。毎回同じスタッフさんがいて、ラジオが始まる前に世間話をしたりするのも楽しくて。そういう居場所って、これまでの活動ではあまりなかったので、幸せを感じています。自分を自然に発信できる場所としても大事にしていて、これからも大切に話していきたいです。

――始まった当初から聴いてますけど、河田さんのスタンスとしてはずっと変わらないですよね。本当に自然体で。

河田:作家さんが、私のトークにツッコむようなカンペを出してくるんですけど、それに対抗するのが好きで(笑)。普段の私はふにゃふにゃしてるタイプですけど、その作家さんにだけはちょっと強めに返してたりしていて。その感じも含めて、今後もそういうスタンスで続けていけたらいいなって思ってます。

――続いて、宮地さん。『日向坂46宮地すみれのレジェわん!』は、これまで3回の放送を重ねていますが、振り返っていかがですか?

宮地:ゲストの方が毎回すごく豪華で、そんな方たちを自分がMCとして回していくのは正直難しくて。収録もほぼ1日がかりなので、朝からずっとテンパってて、気づいたら夜になってることも多いんです(笑)。

でも、自分らしさもちゃんと出せてるんじゃないかなって思っていて。見逃し配信もしていただいてるので、それを見て「こんなにしゃべれる子だったんだ」って初めて知ってくださった方もいて、そういう反響をもらえたのはすごくうれしかったです。

――すごく宮地さんらしさが伝わる番組になっていると思います。

宮地:スタッフの皆さんも本当に優しくて、あったかい空気の中で収録させてもらっています。緊張するような大御所の方がいらっしゃるときでも、「好きにしていいよ」って言ってくださるような雰囲気で、安心できるんです。私にとっては、お仕事だけど“ご褒美”みたいなお仕事だなって感じていて。最近は収録の間隔も短くなってきているので、毎回楽しみにしながら、成長していけるように頑張っていきたいです。

――番組内では食レポをするシーンも多くて苦労していることもありますよね。そこで、突然ですが…先輩の河田さんから、宮地さんに食レポのアドバイスをいただけたらと思うのですが。

河田:え〜!

宮地:教えてほしいです!

河田:私も苦手ですけど…(笑)。

宮地:この前、熱々の料理を食べてしゃべれなくなっちゃったことがあったんですよ。そんなときは、どうすればいいですか?

河田:大丈夫、編集でカットしてもらえるから、気にせずにゆっくり食べて、「ちょっと待ってください」って言って、一言で決める!

宮地:決めることが大事なんですね。「おいひ〜な〜」みたいに(笑)。

河田:そうそう、「おいしすみれ〜」って。

宮地:わかりました! ありがとうございます(笑)。

河田:こちらこそです(笑)。

(取材・文:堀タツヤ 写真:松林満美)
    ニュース設定