FWトニー、サウジ移籍後初のイングランド代表入り…トゥヘル監督「我々の一員として相応しい選手」

　イングランド代表を率いるトーマス・トゥヘル監督が、アル・アハリ・サウジ（サウジアラビア）移籍後に初の代表入りを果たしたFWイヴァン・トニーの招集理由を語った。23日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。

　イングランドサッカー協会（FA）は6月のFIFAワールドカップ26欧州予選、および国際親善試合に臨む同国代表メンバーを発表。トゥヘル監督はMFジュード・ベリンガム（レアル・マドリード／スペイン）やMFデクラン・ライス（アーセナル）、ハリー・ケイン（バイエルン／ドイツ）といったお馴染みのメンバーを招集した一方、MFフィル・フォーデン（マンチェスター・シティ）などが選外となった。また、DFトレント・アレクサンダー・アーノルド（リヴァプール）、FWブカヨ・サカ（アーセナル）らがトゥヘル体制での初招集となり、トニーも昨夏に開催されたEURO2024以来の代表入りを果たしている。

　会見に出席したトゥヘル監督はトニーの招集理由について、「我々の一員として相応しい選手だ。今シーズンの彼はチームのために20ゴール以上を決めているのだから、私はそう確信している。彼はAFCチャンピオンズリーグエリート（ACLE）で主要なタイトルを獲得し、ゴールとアシストで大きく貢献した」とコメント。続けて、「前回（3月）、サウジアラビアへの訪問をスケジュールに組み込むつもりだと言ったが、それは実現しなかった。だからトニーをこちらに呼び、私たちと一緒に旅をさせようと思ったんだ」と説明した。

　また、招集外となったFWドミニク・ソランケ（トッテナム）については、「ドム（ソランケ）とは電話で話した。彼は私たちと一緒にいるにふさわしく、今シーズンは大きなタイトルも獲得した。ただ、彼はすでにキャンプに参加しており、彼がどんな力を持っているかについては私の中で明確なイメージがある」と主張。同選手の能力を高く評価しつつ、「今は新しい選手たちを見て、チームの中での感触を確かめる時期だ」と招集メンバーの方針を明かしている。