小椋藍、転倒で右膝負傷しプラクティスはキャンセル「今はできることをやる」/第7戦イギリスGP 初日

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2025年05月24日 08:00  AUTOSPORT web

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小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)/2025MotoGP第7戦イギリスGP
 5月23日、2025年MotoGP第7戦イギリスGP MotoGPクラスの初日のセッションがシルバーストン・サーキットで行われ、小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は午前の転倒で右膝を負傷し、プラクティスは1周のみで走行をキャンセルした。

 前戦フランスGPで小椋は、2日連続で左コーナーでの転倒などもあったなか、難しい天候の下での決勝レースでは先輩ライダーたちの動きを追い、見事走り切ってポイントを獲得。ウエットコンディションでのレースから、多くのことを学んだ一戦となった。そんな前戦から2週間が経過し、第7戦イギリスGPを迎えた。

 今回の舞台となるシルバーストン・サーキットは、当時アプリリア・レーシングで走っていたアレイシ・エスパルガロが2023年に決勝レースで優勝、2024年はレコードを更新してポールポジションを獲得するなど、アプリリアが躍動し得意としている地である。そのため、小椋も「昨年アプリリアが競争力を発揮したこのサーキットは僕にとってもかなり良い場所ですし、MotoGPのバイクで走るのは少し複雑になることも予想されますが、とても楽しみです」と意気込みを語っていた。

 走り始めとなった午前のフリー走行1回目は、ソフト/ミディアムのタイヤを装着して少しずつタイムアップを図っていく。計測8周目に2分00秒958まで縮めたところで1度目のランを終えると、終盤に同じタイヤで再びコースイン。早々に自己ベストを0.258秒更新させることに成功し連続周回を試みていたが、終了間際に2コーナーで転倒を喫してしまう。それにより、トップから1.998秒差の18番手で終えることとなった。

 続く午後のプラクティスでは、開始時にコースインする姿も見られたが、1周のみでピットへ帰還。右膝を負傷していたことから、早々に走行を切り上げる判断をしたようだ。小椋は初日を次のように振り返った。

「今朝はバイクのフィーリングに問題はありませんでした。2本目の走行はあまり速くなく調子が上がってきていたのですが、タイミングとプッシュの量を間違えて転倒してしまいました。その後、右膝の調子があまり良くなかったので、午後のプラクティスは欠席することにしました」

「一晩で膝の調子が良くなって、明日に備えられることを期待しています。今はできることをやって、自分の体がどうなるかを見守るだけです。うまくいけば、良くなると思っています」

 ここ数戦クラッシュが続いている小椋、ここまでは成績も決して悪くなく、ポイントランキング10位につけているため欠場は避けたいところ。少し足を引きずるような仕草も見られたが、土曜日には予選とスプリントレースが控えているため、早期回復を願うばかりだ。

[オートスポーツweb 2025年05月24日]

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