前線伴う低気圧、九州から東へ＝西・東日本、大雨警戒―気象庁

　西日本は２４日午前、前線を伴う低気圧が九州北部付近を東へ進んだ影響で雨が降り、九州では局地的に大雨になる所があった。低気圧は同日夜に四国付近を経て、２５日夜には北海道の東海上に達する見込み。西・東日本では低気圧や前線が通過して激しい雨が降るとみられ、気象庁は土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。

　暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定となり、落雷や突風、ひょうにも注意が必要という。２４日午前８時２０分までの６時間雨量は長崎県五島市・福江で９７．５ミリ、鹿児島県屋久島町で８２．０ミリ、佐賀県嬉野市で４４．５ミリを観測した。

　２５日午前６時までの２４時間予想雨量は多い所で、四国２５０ミリ、東海と近畿、九州南部１８０ミリ、九州北部１５０ミリ、関東甲信１００ミリ、北陸と沖縄８０ミリ。