【全日本大学駅伝】伊勢路切符7枚を争うサバイバル…有力校、注目選手、ルールは?/関東選考会

1

2025年05月24日 11:49  日刊スポーツ

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

全日本大学駅伝関東地区選考会に出場する、左から中大・吉居駿恭、東農大・前田和摩、東洋大・松井海斗、順大・吉岡大翔

全日本大学駅伝(11月2日)の関東地区選考会が今日24日午後6時から、神奈川・レモンガススタジアム平塚で行われる。


出場20チームのうち、上位7チームが本大会の出場権を獲得。


各校の出走者8人を2人ずつ4組に分けて1万メートルのタイムレースを実施し、合計タイムを争う。開始予定時刻は1組が午後6時、2組が同6時40分、3組が同7時20分、4組が同8時。当日変更は2人までとなっている。棄権者や失格者が1人でも出れば、当該チームは選考対象外となる。


最有力は今季のトラックシーズンで好調の中央大。昨年の本大会は12位に沈んだが、今年1月の箱根駅伝では5位と力を示した。今大会は箱根路出走者6人を配置。2組の吉居駿恭(4年)、4組の溜池一太(4年)はともに学生トップクラスの証(あかし)でもある1万メートル27分台の自己記録を保持している。5大会連続32度目の出場へ、トップ通過なるか。


18大会連続出場がかかる東洋大は、今年の箱根出走者を5人登録。同6区区間9位の西村真周(4年)を1組、同3区区間8位の迎暖人(2年)を2組、同8区区間2位の網本佳悟(4年)を3組に配した。4月の日本学生個人選手権5000メートルを制した松井海斗(2年)は最終4組を担う。


順天堂大は1万メートルでチームトップの自己ベスト(28分13秒67)の玉目陸(2年)を3組に登録。4組には5000メートル日本人高校記録保持者の吉岡大翔(3年)、今年の箱根駅伝5区区間13位の川原琉人(2年)を配置した。


昨季の大学3大駅伝に全て出場した大東文化大は、1万メートル28分半を切る4人を3組以降に登録。最終組の棟方一楽(3年)は、昨年11月の上尾ハーフでU20日本最高記録(1時間1分38秒)で制した実力者だ。


今年の箱根駅伝への出場を逃した東海大は、エース花岡寿哉(4年)を1組に登録。今月11日の関東学生対校選手権(関東インカレ)1部5000メートルで日本人3位(13分42秒49)に入っており、チームに勢いをつけられるか。3組の竹割真、4組の鈴木天智、兵藤ジュダら4年生が貯金をつくれるかがポイントとなりそうだ。


東農大は前田和摩(3年)が最終組に登録。昨年の日本選手権1万メートルでU20日本新記録(27分21秒52)を樹立した大黒柱が、約1年ぶりの実戦復帰となる。


そのほかにも、1万メートル29分切りのランナーを7人そろえる日本大、3月の立川シティハーフ王者の近田陽路(4年)を擁する中央学院大、7大会連続出場がかかる東京国際大、前回4位通過の日体大、同7位通過の神奈川大も力がある。


明治大の大志田秀次監督、駿河台大の後藤宣広監督、麗沢大の池谷寛之監督はいずれも今季から指揮。就任1年目の手腕やチームづくりにも注目が集まる。


すでに昨年の本大会の1位から順に国学院大、駒大、青山学院大、創価大、早稲田大、城西大、立教大、帝京大が出場権を獲得済み。残り7枚の伊勢路切符をかけ、サバイバルレースが幕を開ける。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定