3クラブでセリエA制覇の偉業達成…コンテ監督「正直ナポリで勝つのは難しいこと」

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2025年05月24日 11:56  サッカーキング

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セリエA制覇に導いたコンテ監督 [写真]=Getty Images
 ナポリを率いるアントニオ・コンテ監督が、セリエAを制覇した喜びを口にした。イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。

 セリエA第38節が23日に行われ、首位ナポリはカリアリと対戦。2位インテルとの勝ち点差「1」で迎えた最終節は、42分にスコット・マクトミネイが先制点を決めると、51分にはロメル・ルカクが追加点を挙げ、2−0で勝利を収め、2シーズンぶり4度目となるセリエA制覇を達成した。

 なお、昨季は10位で終えていたナポリだが、データサイト『OPTA』によると、20チーム制のセリエAにおいて、前年度10位に終わったチームが翌年にリーグ優勝したことはなく、史上初の快挙になったという。

 また、就任1年目ながら、スクデット獲得に導いたコンテ監督はユヴェントス、インテルに続き、自身3クラブ目および通算5度目のセリエA制覇を達成。過去にはファビオ・カペッロ氏が3つの異なるクラブでセリエAを制しているが、ユヴェントスでのタイトルは剥奪されているため、記録上はコンテ監督が3つの異なるクラブでセリエAを制した史上初の指揮官となった。

 試合後、コンテ監督は「また同じことが起こった。素晴らしいことだ。スタジアムに着いたとき、正直言って入場が大変だった。どれくらい人がいたのかはわからない。でも、もしこの人たちを失望させたら、一生忘れられないだろうと少し思ったね」と振り返りながら、次のように選手たちに賛辞を送った。

「選手たちは素晴らしかった。私たちにかかったプレッシャーはとてつもなく大きかったので、決して楽な道のりではなかったけど、最高の形で試合に臨むことができた。今シーズンは素晴らしいシーズンだった。特に2年前に優勝をして、昨シーズンは10位に終わった選手たちが再び挑戦しようと決意したことは称賛に値する」

「私のキャリアの中で間違いなく、最も予想外で、困難で、刺激的な挑戦だった。10位になった後にナポリに来て、昨シーズンに完全に崩壊してしまったチームを立て直そうと努力し、何か良い結果が出せると確信して、優秀な選手たちに残留を説得することができた」

「コッパ・イタリアではモデナ(2部)との0−0に始まり、(セリエA開幕節の)ヴェローナに0−3で敗れたのに、スクデットを祝えるなんて本当に信じられない思いだよ」

 また、就任1年目でのスクデット獲得となったコンテ監督だが、「正直言って、ナポリで勝つことはとても難しいことなんだ」と厳しい戦いだったことを強調しながら、次のように続けた。

「3年間で2度も優勝を果たした選手たちには特別な何かがあるということだから、私は選手たちの活躍を心から嬉しく思っている。30年以上前にディエゴ・マラドーナがタイトルを獲得した。そして今はジョバンニ・ディ・ロレンツォがキャプテンとして再びアームバンドを巻いてトロフィーを掲げるが、これは特別なことだ。繰り返すが、決して楽な状況ではなかった。なぜなら、最初から組織的に勝利を目指して戦うクラブではないからだ」


【ハイライト動画】ナポリvsカリアリ


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