山田涼介が自身初ソロツアーで22曲披露　かわいい〜の声に「32歳のオジさんだけど（笑い）」

約12年ぶりにソロ活動を再開したHey！Say！JUMP山田涼介（32）が、自身初のソロツアー「Ryosuke Yamada LIVE TOUR 2025 RED」千葉公演を24日、ららアリーナ東京ベイで開催した。ソロアルバムのリード曲「RED」や「SWITCH」など、アンコール含め全22曲を披露。ツアーは全国6都市20公演で約20万人を動員予定。

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山田の「楽しもうね」の甘いささやきに、1万1000人の歓声がこだました。「今日、幸せになりに来た人？」と客席に投げかけると、「お任せあれ」と自信たっぷりの笑み。いつもの8人ではなく、ステージには1人。グループで見せる姿とはまた違う、妖艶なバラードあり、ダンスナンバーあり。“自発光”と呼ばれる端正なビジュアルと、会場の熱気をはね上げるパフォーマンスにファンは酔いしれっぱなしだった。

初のソロツアー。「山田涼介の軌跡を追えるようなライブ作りを」と、ソロデビュー時の楽曲「ミステリー　ヴァージン」も歌唱。当時の映像と共演し、出発点と現在を重ねる演出も。“ホーム”のHey！Say！JUMPの楽曲もメドレー形式で歌唱するなど、培ってきた1つ1つでアーティストとしての歩みを描いた。

ツアーは追加公演が組まれた盛況ぶり。ライブ構成は、自身が演出を手がけた昨年のグループツアーと並行して構想を練った。山田が水を飲むだけで「かわいい〜！」と声が飛び、山田も「かわいいよね、俺。32歳のオジさんだけど（笑い）」とおどける一幕もあった。

趣味のゲームにフォーカスしたYouTubeチャンネルの開設で、ファン層は男女ともに拡大。子どもから大人まで集まった会場を見つめ「たくさんの方にご覧いただけるのが本当にうれしいです」と、喜びをかみしめた。最後は「また会える日を楽しみにしています」と、口元に人さし指を当ててウインク。真っ赤に染まった会場が歓声で何度も揺れる、失神もののステージになった。【望月千草】

○…6月22日に福岡で行われる最終公演は、全国250館の映画館に加え、台湾、香港、韓国の国外3カ所でのライブビューイング開催も決定した。山田は「すごくない？　これぞ世界の山ちゃん！」とマイクを掲げ、無邪気に小躍り。「応援してくださってるアジアのファンの皆さまにも、初のソロツアーライブを見ていただきたい」。会場のファンからも祝福の声が飛び、「みんなの喜びは僕の喜びですから。ありがとう」と分かち合った。STARTO ENTERTAINMENT所属タレントが、コンサートのライブビューイングを海外で実施するのは初めて。