別荘の購入、子供たちの入学…デ・ブライネがナポリ加入準備を着々と進める

　今シーズン限りでマンチェスター・シティを退団するベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネは、ナポリ加入に向けた準備を着々と進めているようだ。24日、イタリアメディア『スカイ』が報じた。

　2015年夏に加入したマンチェスター・シティでチャンピオンズリーグ制覇や6度のプレミアリーグ優勝を成し遂げたデ・ブライネ。6月に34歳の誕生日を迎える稀代のゲームメイカーは、契約満了に伴う退団を発表しており、MLS（メジャーリーグ・サッカー）やサウジ・プロフェッショナルリーグなどが新天地の候補に浮上していた。

　しかし、本人が依然として高いレベルのプレーを望んでいることや、妻ラクロワさんがナポリの街を気に入っていることなどもあり、ここ数週間でデ・ブライネのナポリ加入が加速。2年契約と言われるナポリの提案を快諾する模様だ。

　交渉は最後の経済的な詳細については細部を詰める段階となり、現在、契約書の作成が進められている最中だ。一方でデ・ブライネ自身も移籍に向けた準備を進めており、今月27日か28日には同選手の弁護士がナポリへと赴き、別荘の購入を完了させる見込みだという。家族の問題も解決しており、子供たちはアメリカンスクールに通うことが決まったと見られている。

　デ・ブライネはFIFAクラブワールドカップ2025に参加するマンチェスター・シティの遠征メンバーから外れており、25日に敵地で行われるフルアム戦が同クラブでのラストゲームとなる。そして、10年間の物語に終止符を打ち、別の青いユニフォームへと着替えることになりそうだ。