モンツァ退任を発表したネスタ監督 [写真]=Getty Images モンツァのアレッサンドロ・ネスタ監督が、シーズン終了後の退任を表明した。24日、イタリアメディア『スカイ』が伝えた。
現在49歳のネスタ監督は、現役時代にラツィオやミランでセンターバックとして活躍し、2度のチャンピオンズリーグ優勝、3度のセリエA制覇を達成。イタリア代表としてFIFAワールドカップドイツ2006優勝も経験した。引退後はマイアミFCで指導者キャリアをスタートさせ、セリエBのペルージャ、フロジノーネ、レッジャーナで経験を積んできた。
ネスタ監督は今シーズンからモンツァの指揮官に就任し、満を持して監督キャリア初のセリエA挑戦。しかし、17試合を終えて1勝7分9敗と苦戦し、12月に解任を告げられた。
ただ、モンツァは後任のサルバトーレ・ボケッティ体制でも1勝6敗と勝ち点を伸ばせず。2月にネスタ監督の再登板が決まった。
ネスタ監督の再就任後もモンツァは1勝2分11敗と大きく負け越し、最下位でセリエB降格。24日に行われた最終節のミラン戦(0−2)後、ネスタ監督は「私のここでの体験は終わりを迎える。協奏はうまくいかなかった。チームは私抜きでもっと良い結果を残すだろうし、私も彼ら抜きで向上すると願っている。また強い気持ちで始めたい」と、退任を明言した。
将来については、「セリエBか海外での経験か? 馬から転げ落ちたとき、すぐにまた馬に乗らなければならないのと同じだと思う。再開しなければならないが、どこでかはわからない。私にとっては、1つの場所にはもう1つの価値があり、遠くへ行くこともできる」と語り、海外リーグの挑戦にも意欲を示した。