「弟子が一番かわいそう」白鵬翔さんの相撲協会退職に相撲ジャーナリストが意見

相撲ジャーナリストの横野レイコ氏が10日、フジテレビ系の情報番組「サン！シャイン」（月〜金曜午前8時14分）に出演。

大相撲で歴代最多45度の優勝を誇る元宮城野親方の白鵬翔さんの日本相撲協会退職会見で「弟子が一番かわいそう」とコメントした。

白鵬さんが率いていた宮城野部屋は弟子の暴力問題で昨年4月に閉鎖された。弟子たちは大島部屋（元関脇旭天鵬）への転籍を望んだが、同じモンゴル出身だからと協会に却下された。安治川部屋（元関脇安美錦）は新米親方の下では指導にならないとやはり却下。浅香山部屋（元大関魁皇）は収容能力の問題でダメだった。

今年3月になって伊勢ケ浜部屋と言われたが、同部屋は元横綱旭富士が7月に定年となり、元横綱照ノ富士が継承する。「モンゴル出身、新米親方はダメと、去年は認められなかったのに。弟子たちには何の罪もない。行きたい部屋に行けなかったのは力士ファーストではないし、その結果師匠が辞めるという形になった。協会は慰留したと言っていますが、われわれにはそんな声は伝わってきませんでした」。横野氏は協会の対応を非難していた。

コメンテーターで元放送作家の「スタートアップファクトリー」代表の起業家鈴木おさむ氏は、「これもダメあれもダメというのは不信感だし、心が折れる」と語っていた。