“変革の命運”を握るのか!? アルグアシル氏、今週中にセビージャからの就任オファーに返答へ
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2025年06月10日 14:06 サッカーキング

アルグアシル氏の結論は如何に!? [写真]=Getty Images セビージャは、招へいを目指すイマノル・アルグアシル氏の結論を待っているようだ。10日付で、スペイン紙『アス』が報じている。
堕ちた名門は、変革を今度こそ成功させられるだろうか。フレン・ロペテギ氏が解任されて以降の約3年間で、ホルヘ・サンパオリ氏やホセ・ルイス・メンディリバル氏ら計6名が入れ替わり立ち替わりでチームを率いるなど、迷走を続けるセビージャ。とくに今シーズンは、開幕前に招へいしたガルシア・ピミエンタ氏の下で、新たなスタイルの構築と定着を掲げたが、変革に伴う痛みに我慢できなかった。最後は、クラブにおける“火消しのスペシャリスト”ことホアキン・カパロス氏に丸投げし、降格した18位レガネスと1ポイント差の17位で薄氷の残留。が、近年の成績低迷や一貫性のないプロジェクトに業を煮やしたセビジスタによる、練習場襲撃事件が起きるなど、クラブは史上最大級のクライシスを迎えている。
そんなセビージャは、まずはスポーツディレクター(SD)の交代を決断。ビクトル・オルタ氏に代わって、アントニオ・コルドン氏が就任した。それと同時に、新シーズンの監督選定も推し進めており、イマノル・アルグアシル氏をトップターゲットに。『アス』によると、現在は、同氏がオファーの詳細を精査中とのことで、今週中に結論が出ることは確実という。「アルグアシル氏は、自身の決断がセビージャが求める変革の計画を立てるのに必要であることを理解している。過去2シーズンの不振を覆そうとするチームの指揮を取る人物かどうかを、確認する重要な週となる」と強調した。
また『アス』は、「セビージャは問題だらけの選手陣のパズルを解くために動き出している」とし、アルグアシル氏が新監督となった場合は、最初の仕事がコルドン氏とともに選手編成に着手することだろうと指摘。続けて「今シーズンのチームから多くの選手が去るようだが、レンタルから戻ってくる選手もおり、彼らに再び出口を示すことがミッションとなる」と戦力の刷新が行われると見解を示している。
レアル・ソシエダでは6年半に渡って指揮を取り、継続的に欧州大会で戦えるチームを作り上げたほか、多くの若手選手のブレイクをも促したアルグアシル氏。果たして今夏、セビージャ復活の命運を握ることになるのだろうか。
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