iOS 26の新機能、「Google Pixelなら今すぐ使えます」 Google JapanがXにポスト

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2025年06月10日 18:01  ITmedia Mobile

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Google アシスタント経由で利用できるモード

 「突然ですが、以下の機能が Google Pixel なら今すぐ使えます」


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 Google Japanが6月10日の13時45分に、Xでポストしたものだ。投稿は、以下の通りに続いている。


・リアルタイム翻訳(2021 年より)テキストや会話をリアルタイムに翻訳


・通話スクリーニング(2023 年より)BT電話に出る前に相手からの要件を確認


・代わりに待ってて(2023 年より)保留の際、代わりに通話アシストが待機


・かこって検索(2024 年より)画面上で気になったものをマルで囲って検索


引き続きどうぞよろしくお願いいたします。


 これらの機能は、6月10日未明(日本時間)にAppleが発表した「iOS 26」の新機能と類似している。


 iOS 26では、Liquid Glassという、半透明のガラスをモチーフにした新デザインを採用している他、通話の便利機能や翻訳機能、ビジュアルインテリジェンスのアップデートが主な特徴となっている。しかし、これらの新機能は、既にスマートフォンのPixelに搭載されている――というのが、Googleが伝えたかったことだろう。


 Pixelの「リアルタイム翻訳」では、テキスト、カメラ、動画、ポッドキャスト、通話、ビデオ通話、音声メッセージなどをリアルタイムで翻訳できる。iOS 26では「ライブ翻訳」として同様の機能が追加され。メッセージ、FaceTime、電話の言語をリアルタイムで翻訳可能になる。


 ただし、Google Japanがその後のポストで案内しているリアルタイム翻訳の解説ページを見ると、Google アシスタントで利用する「通訳モード」について案内されているが、この機能はGeminiでは利用できない。利用するには、Googleのアシスタント機能をGeminiからGoogle アシスタントに変更する必要があるので、そうした情報のアップデートは行ってほしい。


 Pixelの「通話スクリーニング」は、迷惑電話防止で実際に活用している人も多いだろう。電話がかかってきたときに「スクリーニング」をタップすると、通話アシストが代わりに用件を聞いてくれ、その内容がリアルタイムで文字起こしされる。ユーザーはその内容を見て電話に応答するかを判断できる。


 iOS 26でも「通話スクリーニング」という同じ機能名で同様の機能を提供する。近年は自動応答による迷惑電話も増えているので、そうした電話も応答することなく、簡単に判別できるようになる。


 Pixelの「代わりに待ってて」では、オペレーターを待つ間、通話アシスタントに代わりに待ってもらい、相手が応答するとメッセージを通知してくれる。iOS 26では「保留アシスト」として同様の機能を提供する。保留中の間、ずっとスマホを耳に当てたり、保留音を聞きっぱなしにしたりする必要がなく、時間を有効活用できる。


 かこって検索は、Pixel以外のAndroidスマートフォンにも開放が進んでいる、新たな検索機能だ。任意の画面でナビゲーションバーを長押しした後、囲った部分の画像やテキストをGoogleで検索できる。文字を打たずに検索ができるのがメリットだ。


 iOS 26では、ビジュアルインテリジェンスをアップデートすることで、同様の検索が可能になる。ただしかこって検索とはやや方法が異なり、iOS 26ではスクリーンショットを撮る必要がある。その後、右下のメニューをタップすると、画像を検索したり、ChatGPTに質問したりできる。


 iOSの新バージョンが発表されると、「その機能、Androidではとっくに搭載されているんですけど」といった突っ込みが度々見られる。例えば2024年にリリースしたiOS 18では、ホーム画面の好きな場所にアプリを配置できるようになったが、Androidでは10年以上前から同様のカスタマイズは可能だった。


 今回、iOS 26で発表した機能も、確かに一部はPixelの後追いといえるものが含まれるが、迷惑電話が増加傾向にある昨今、通話スクリーニング機能の導入はありがたい。ビジュアルインテリジェンスの画面内検索も、スマホを使ったリサーチがはかどることは間違いない。


 新機能はAndroidが先行して搭載する傾向が続いているが、(各種ショートカットが並ぶ)コントロールセンターや(カテゴリーごとに整理する)アプリライブラリなど、iOSの方が使い勝手がいいと感じる部分もある。今後も、両OSでの機能改善や新機能実装を楽しみにしたい。



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