明日12日から徐々に暑さ戻る 来週は真夏の空気が優勢 35℃近い所も多くなりそう

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2025年06月11日 15:56  日本気象協会

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日本気象協会

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明日12日(木)からは、徐々に昼間の暑さが戻ります。15日(日)にかけて、最高気温は広く25℃以上。来週はさらに気温が高く、東京都心や名古屋市、大阪市でも、最高気温が33℃や34℃と猛暑日一歩手前まで上がりそうです。気温に加えて湿度も高く、熱中症のリスクは極めて高い状態に。暑さにしっかりと備える必要がありそうです。

明日12日は広く暑さ戻る

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明日12日(木)は近畿や東日本、北日本を中心に晴れ間が戻り、暑さも戻ってきます。最高気温は広く25℃以上。関東内陸部では、一部30℃以上の真夏日となり、雨であまり気温が上がらなかった今日日中と比べると、大幅に気温が上がりそうです。

ただ、この暑さはまだ序の口。来週には7月や8月と変わらないくらいの、うだるような暑さとなる可能性があります。

来週 夏の太平洋高気圧が勢力を増す 猛暑日となる可能性も

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来週17日(火)頃からは太平洋高気圧が勢力を増し、真夏の非常に蒸し暑い空気が、本州付近まで流れ込んできそうです。最高気温は広く30℃以上。一部35℃以上の猛暑日となる可能性もあり、梅雨明けした後にやってくるような体にこたえる暑さとなりそうです。
今年は5月21日に岐阜県飛騨市神岡で、全国初めて最高気温が35℃以上の猛暑日を観測しましたが、この時はまだ空気が比較的乾いている状態でした。一方、来週は気温に加えて湿度も高く、より体にこたえる暑さになりそうです。急に暑さに体も追いつかず、かなり熱中症の危険度は極めて高くなるでしょう。

夜も気温下がりにくく寝苦しい

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この先は夜の気温も下がりにくくなります。特に来週は最低気温でも25℃を下回らず、熱帯夜になる所も多くなりそうです。朝晩の蒸し暑さも、真夏と同じような状況になりそう。昼夜を問わず、暑さに備える必要がありそうです。

熱中症警戒アラートとは?

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来週には本州付近でも真夏のような厳しい暑さとなり、熱中症警戒アラートが発表される可能性もあります。熱中症警戒アラートは、熱中症を予防することを目的に、環境省と気象庁が共同で発表して、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報です。

熱中症警戒アラートを発表する基準は「暑さ指数(WBGT)」です。暑さ指数は「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物・体から出る熱で、温度が高い物からはたくさん出ます)」を取り入れた、暑さの厳しさを表す指標です。

この暑さ指数が、全国を58に分けた府県予報区等のどこかの地点で、「33」以上と予想した場合、熱中症警戒アラートが発表されます。熱中症警戒アラートが発表された所では、日頃から実施している熱中症対策を、普段以上に徹底することを心がけてください。

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  • ずっとこの温度を維持していて欲しいのは自分だけだろうか…。
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