夏の参院選比例代表に擁立を予定していた山尾志桜里元衆院議員について、公認決定見送りを表明する国民民主党の玉木雄一郎代表=11日午後、国会内 国民民主党は11日の両院議員総会で、夏の参院選比例代表に擁立を予定していた山尾志桜里元衆院議員(50)について、公認決定を見送ることを決めた。SNS上で過去の不倫疑惑などに対する批判が噴出。党の支持率低下を招いた要因だとの指摘が出ていた。
玉木雄一郎代表は国会内で記者団に「有権者、全国の仲間、支援者から十分な理解と信頼が得られないと判断した。擁立した代表の私にも責任がある」と述べた。両院議員総会で反対意見は出なかった。
榛葉賀津也幹事長も記者団に「公認は見送ってほしいという声が全国(の地方組織)からあった」と説明。山尾氏は10日に記者会見し、不倫疑惑について「事実はない」などと釈明したが、党内は「疑問を払拭する会見ではなかった」との受け止めが多かったという。

山尾志桜里元衆院議員=10日、東京都千代田区