JR九州、長崎本線・佐世保線のキハ47形を置換え - YC1系追加導入へ
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2025年06月12日 15:10 マイナビニュース

画像提供:マイナビニュースJR九州は12日、佐賀・長崎地区でYC1系(近郊型ディーゼルエレクトリック車両)を追加導入すると発表した。同地区のYC1系は59両体制となり、一部区間でYC1系による初運行も予定。長崎本線や佐世保線で運用されるキハ47形はすべて新型車両へ置換えとなる。
YC1系は2020年3月から営業運転を開始し、現在は佐世保〜長崎間(佐世保線、大村線、長崎本線)を中心に快速・普通列車で運用される。「やさしくて力持ちの鉄道車両」をコンセプトに開発され、乗降客用の出入口は両開きの片側3ドアとしてスムーズな乗降を可能としたほか、出入口の段差をなくすことでバリアフリーにも配慮している。
環境負荷の低減も図り、ブレーキ時に発生する回生電力を蓄電池に充電させ、エネルギーを有効活用。エンジン駆動からエンジン発電式モーター駆動に変更することで、二酸化炭素等の排出量と騒音を低減した。車両・地上設備の状態を把握する状態監視システムを搭載し、蓄電池のアシストによる効率的な走行性能を実現するなど、安全・安定輸送を追求している。
7月1日からYC1系を新たに7両導入。佐賀・長崎地区の長崎本線江北〜長崎間(旧線を含む)、佐世保線江北〜佐世保間、大村線早岐〜諫早間で運用され、長崎本線の江北〜小長井間において「YC1系車両が初めて運行いたします」とのこと。これにともない、国鉄時代から使用してきたキハ47形はD&S列車「ふたつ星 4047」を除き、すべて新型車両に刷新される。(MN 鉄道ニュース編集部)
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