松坂桃李、モデルとなった人物から手紙「次のフロントラインの責任も果たそうと力をもらいました」 ダイヤモンド・プリンセス号舞台に映画

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2025年06月13日 17:04  ORICON NEWS

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モデルとなった人物へ感謝の思いを伝えた松坂桃李 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の松坂桃李(36)が13日、都内で行われた映画『フロントライン』初日舞台あいさつに登壇。自身が演じた役のモデルとなった人物へ感謝の思いを伝えた。

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 松坂が演じた立松信貴のモデルとなった厚生労働省医政局保健医療技術調整官(当時)の堀岡伸彦氏と厚生労働省医政局救急・周産期医療等対策室長(当時)の永田翔氏から、松坂へ手紙が到着。松坂の熱演を受けて、当時に思いを馳せて「次の健康危機の時もきっと私たちはまたフロントラインに立つはずです。『お願いしたのは厚労省ですから』と立松のようにさらっと言えるように、次のフロントラインの責任も果たそうとこの映画から力をもらいました。立松本当にありがとう!!」と伝えた。

 手紙を受けた松坂は「本当に何かひとつのことを決めるのってすごく大変でいろいろな根回しが必要なのですが、おふたりの粘り強さがあったからスムーズに進んで、目の前の命を救うことができたなと思う」と感謝し、「この役を演じられて改めてうれしく思います」と胸を張った。

 本作は、2019年12月に中国の湖北省武漢市で初めて発生が確認され、2020年に入ってから世界的流行(パンデミック)を引き起こした、世界規模で人類が経験した新型コロナウイルスを事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化した日本で初めての作品。

 物語の舞台は、2020年2月3日に横浜港に入港し、その後日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。乗客乗員は世界56ヶ国の3711人。横浜入港後の健康診断と有症状者の検体採取により10人の感染者が確認されたことで、日本が初めて治療法不明の未知のウイルスに直面することとなった。この状況下で に駆けつけたのは、家族を残し、安全な日常を捨てて「命」を救うことを最優先にした医師や看護師たちだった。

 イベントには松坂のほか、小栗旬、池松壮亮、窪塚洋介、森七菜、桜井ユキ、関根光才監督、増本淳プロデューサーが登壇した。

【コメント全文】

■堀岡伸彦氏(当時・厚生労働省医政局保健医療技術調整官)、永田翔氏(当時・厚生労働省医政局救急・周産期医療等対策室長)から松坂桃李へ

官僚はいろいろな映画で悪役として描かれがちですが、ほとんどの官僚はまさに「人の役に立ちたくて役人になった」と思っています。スクリーンには映りませんが、当時実際には私たち厚労省とDMATだけでなく、自衛隊や警察、国土交通省、医師会の方々などみんなが「役に立ちたくて」大げさではなく命を懸けて頑張っていました。「ルールを変える」そんな立松の行動の裏側には、本当は多くの人の地道な準備や調整があります。実際にはクールな立松のようにスムーズにはいかず、現場の私は何度も何度も「なんとかお願いします」と頭を下げていたことを思い出します。

次の健康危機の時もきっと私たちはまたフロントラインに立つはずです。「お願いしたのは厚労省ですから」と立松のようにさらっと言えるように、次のフロントラインの責任も果たそうとこの映画から力をもらいました。立松本当にありがとう!!

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  • これやってる最中に安倍氏は入国規制しなかったんだよな 。
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